NY アニメフェスに21388人 前年比16%増で過去最高

  リード・エグジビジョンの運営するメディア関連見本市の公式サイトMediumAtLarge.netによれば、9月25日から27日まで開催されたニューヨーク・アニメフェスティバル(NYAF)2009の来場者数が過去最高の21388人となった。この数字にファンや企業関係者、プレスは含まれるが、出展企業関係者は含まれない。 
 NYAFは、世界最大の見本市運営企業リード・エグジビジョンが、日本のアニメ・マンガに特化したイベントとして2007年から行わってる。今年で3回目を迎えるが、昨年春の前回イベントの来場者18399人を16%上回る結果は大きな成功と言えるだろう。

 NYAFは、昨年既に日本のアニメ・マンガに特化したイベントしては全米第3位となっていた。しかし、今回は第2位で来場者2万6350人のオタコンに大きく近づいた。また、北米のアニメイベントで、来場者数が2万人を越えたのはロセンゼルスのアニメエキスポ、ボルチモアのオタコンに続く3番目の例となる。
 今回のNYAFの来場数の増加で、アニメエキスポ、オタコン、そして今年の第4位、第5位とみられるシカゴのアニメセントラル、シアトルのサクラコンと北米のアニメコンベンションは2009年も来場者数を伸ばし続けていることになる。2000年代後半になって厳しさが増している北米のアニメビジネス環境とは裏腹の結果である。アニメビジネスの関係者にとっては、明るさを感じさせる結果かもしれない。

 来場者数の面での大きな成功に関わらず、第4回目となる2010年のNYAFは様変わりするとみられる。リード・エグジビジョンは、来年は同社が運営するもうひとつのポップカルチャーイベント ニューヨーク・コミコン(NYコミコン)とNYAFを同時開催することを決定しているからだ。
 NYコミコンは、アメリカンコミックスやVFX映画、SFなど米国の伝統的なサブカルチャーをターゲットにしたイベントで、NYAFの客層と大きく異なるとされている。ふたつのイベントは、同じ会場で別のイベントとして運営されるが、チケットは共通化される。リードにとっては大きな挑戦だ。

 イベントの事実上の統合は、7月にカリフォルニア州で開催されるサンディエゴ・コミコンを意識しているとも言える。2009年のNYコミコンとNYAFの来場者数の合計は10万5000人、サンディエゴ・コミコンの13万人に大きく近づく。NYコミコン・NYAFが、米国のポップカルチャー界に大きな影響力を持つサンディエゴ・コミコンに並び立つことも不可能ではない。
 さらに、来場者数の伸びが堅調な一方で、出展企業が伸び悩むNYAFの財政上の理由も影響していそうだ。イベントの資産である来場者数を維持しながら、財政を効率化させるためにNYコミコンと運営コストの一部を共有化することは合理的な選択であるからだ。

MediumAtLarge.net 
http://www.mediumatlarge.net/2009/09/21388-nyaf-by-numbers.html
ニューヨーク・アニメフェスティバル(New York Anime Festival)
http://www.newyorkcomiccon.com/
ニューヨーク・コミコン(New York Comic Con)
http://www.newyorkcomiccon.com/


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