Hulu料金を3割以上値下げ 月額980円で価格競争力強化

有料動画配信サービスのHuluは、4月12日より利用料金の引き下げに踏み切った。これまで1480円としていた月額料金を3割以上安い980円に変更する。1000円を割る価格を提示することで利用者の拡大を目指す。
Huluは米国発の大手動画配信サイトである。昨年9月に米国以外では初の海外サービスとして、日本で事業をスタートした。しかし、日本では米国で行われていた広告付加による無料配信、月定額の有料配信の併用でなく、月定額の有料配信のみと異なるビジネスモデルをとった。
この結果、配信タイトルの偏りもあり、本国よりも高く設定されている利用料金が割高でないかとの指摘が多かった。また、契約会員数も伸び悩んでいたとされる。

今回の値下げについてHuluは、顧客からの要望や現在の市場環境を考慮したものとする。事実上、料金設定が割高であったことを認めたかたちだ。
料金を引き下げる一方で、Huluは当初指摘されていた海外ドラマなどへのジャンルの偏りも積極的に解消しようとしている。日本の映画やテレビ番組、アニメなどのラインナップ強化を図っている。この4月からはテレビ東京と提携し9つのアニメタイトルの配信スタート、テレビ放送配信直後の同日配信も試みる。
配信タイトル数の増加とジャンルを拡大することで、利用料金の値下げ以上にリーズナブル感を演出する。

価格競争力が一気に増したことで、今後Huluが日本でも動画配信ビジネスの主力プレイヤーとなる可能性も大きくなった。日本では先行するGyaO、ShowTime、ニコニコ動画、バンダイチャンネルなどに今後、どこまで迫るのかが注目される。

Hulu  http://hulu.jp/