インドネシアのコンテンツ市場 ジェトロが調査レポート

日本貿易振興機構(ジェトロ)は、このほどインドネシアのコンテンツ市場に関するレポートをまとめた。レポートは「インドネシアにおけるコンテンツ市場調査(2012年3月)」とタイトルしている。
映画、テレビ番組、音楽、アニメーション、マンガ・コミック、ゲームのコンテンツ関連の主要6市場を、それぞれ現在の産業状況、そのなかでの日本作品の位置づけなどを明らかにしている。97ページにも及び、インドネシアにおける日本のコンテンツ調査としてはこれまでにないボリュームとなっている。調査レポートは、3月30日よりジェトロのサイトにて無料で公開、ダウンロードが可能だ。

日本企業の貿易促進を目指すジェトロは、これまでもコンテンツ関連の海外市場レポートを定期的にまとめている。コンテンツ産業の海外展開を目指す行政と、国内コンテンツ関連企業の海外進出が実際に活発化していることを反映している。
しかし、かつての調査は北米やヨーロッパ、中国に関するものが多く、中国以外の新興国については、比較的少なかった。一方で、近年のビジネスでは、ビジネスの参入機会が大きい新興国への関心が高まっている。今回のレポートは、そうしたニーズも受けている。

なかでもインドネシアに対する日本企業の関心は高まっている。約2億4000万人という市場の大きさ、急激な経済成長、東南アジアの中でも特に親日的で、日本カルチャーが優位を持っていることが理由である。
今回の調査結果にもそうした結果は表れている。例えば、インドネシアのマンガ・コミック市場は日本のマンガが独占状態にあるといった指摘だ。マンガは特に若者の間で人気である。

レポートは全体に映画、テレビにより多くのページが割かれている。アニメ、マンガ・コミック、ゲームについては、より深い情報も欲しかったところだ。しかし、それは他の新興国と同様に、影響力の強さに比べてこれらの分野の市場規模が小さいという理由から数字が出難いという事情があるとみられる。
それでもインドネシアの主要アニメーションスタジオのリスト、現地で人気の作品リストなどほかにない情報に溢れている。東南アジアでコンテンツビジネスをする際に、貴重な情報となることは間違いない。

日本貿易振興機構
http://www.jetro.go.jp/
インドネシアにおけるコンテンツ市場調査(2012年3月)
http://www.jetro.go.jp/industry/contents/reports/07000878