米国ディズニーCh アニメ「トロン」、「パックマン」放映発表

米国のディズニーチャンネルの3つの放送局は、3月12日に「DISNEY CHANNEL UPFRONT 2012」をニューヨークで開催、2012年-13年の放映ラインナップを発表した。このイベントは、毎年この時期に開催されるもので、同局が放映する新作テレビ番組の紹介が目玉となる。
2012年は、コアチャンネルのディズニーチャンネルに加えて、男児向けをメインターゲットするディズニーXD、独立チャンネルになったばかりのディズニージュニアの3局のラインナップが明らかにされた。アニメーションを得意とするディズニーグループだけに、この中には多数のアニメ-ション番組も含まれている。

ディズニーチャンネルの目玉のひとつは、コメディアニメーションの『WANDER OVER YONDER』である。エミー賞受賞で『パワーパフガールズ』などの代表作があるクレイグ・マクラッケンがプロデュースする。6月から放映開始の『GRAVITY FALLS』も、コメディアニメーションだ。
よりアニメーション番組が多いのが、ディズニージュニアとディズニーXDである。ディズニージュニアは、今回発表した『ジェイクとネバーランドのかいぞくたち』、『ミッキーマウスクラブ』の新エピソードを含む6作が全てアニメーションとなっている。

ディズニーXDは、自社製作3作品『MOTORCITY』、『TRON: UPRISING』、『RANDY CUNNINGHAM: 9TH GRADE NINJA』、外部から購入する3作品『Slugterra』、『Packages from Planet X』、『PacMan』が発表された。こちらも自社スタジオ作品は全てアニメーションで、同社の強みを全面に押し出したかたちだ。
またディズニーXDでは、4月1日よりマーベル・コミックのヒーローたちが活躍する「マーベルユニバース」枠を新たに設けること明らかにしている。グループ会社となったマーベルのキャラクターを積極的に活用する姿勢が強まる。4月からは『Ultimate Spider-Man』、今後は『The Avengers: Earth’s Mightiest Heroes』も予定している。

近年は、米国の大手放送局で勢いを失っているとされる日本のア二ニーションだが、今回の「DISNEY CHANNEL UPFRONT 2012」には、日本の影もあちらこちらに見える。
ひとつはディズニーXDの目玉である『TRON: UPRISING』である。劇場で大ヒットしたVFX映画『トロン:レガシー』のテレビアニメーションとしてのスピンオフ作品だ。同作は2Dと3Dのハイブリッド、革新的な映像を売りにしているが、この実制作は日本で行われる。日本アニメが得意とする2Dと3Dのハイブリッドがどの様に表現されたのかが注目される。
そして、2013年春放映開始と発表された『PacMan』は、日本のゲーム会社バンダイナムコゲームスの人気キャラクターをフルCGアニメーションとするものだ。こちらの制作も日本のスタジオである。
このほか目玉番組『RANDY CUNNINGHAM: 9TH GRADE NINJA』は、そのタイトルどおり「忍者」が物語のコンセプトのひとつ。ディズニーチャンネルで8月からスタートする90分枠の歌とダンスの番組『SHAKE IT UP: MADE IN JAPAN』は、日本舞台に多彩なアーティストを招く音楽ショーである。カルチャー分野のアイコンとして「日本」を積極的に取り入れている様子が分かる。