クールジャパン大会議 コンテンツ企業の出会い目指す

 3月12日、東京・霞が関の経済産業省で、「クールジャパン海外展開関心企業大会議(クールジャパン大会議)」と名を打った企業マッチングの試みが行われる。コンテンツ産業など日本のクリエイティビティに強みを持つ企業とそのコンテンツを活用したい一般企業を結びつける。海外に向けた新たなビジネスの枠組を生みだす試みだ。
 経済産業省の役割は、コンテンツを中心とした企業コンソシアームを形成を支援することである。コンテンツ企業が他の産業と連携することで、より大きく稼げる海外展開を目指す。

 当日は約20社が、自社のコンテンツや企画・プロジェクトをプレゼンテーションする。そのプレゼンテーションに対して関心を持った企業がアプローチすることになる。
 プレゼンテーションでは、セガトイズによる「パブー&モジーズ」、Jリーグの「東南アジア展開」、森ビルの「上海におけるテナントの紹介」、ビジュアル系ロックフェスティバルの海外展開「V-Rock Festival Worldwide」(バックステージプロジェクト)などユニークな企画が紹介される。このほか東京キー局や大手出版社による自社アニメの海外展開など、かなり興味深いものが並ぶ。

 一方、パートナー候補企業も多彩だ。JALやイオン、JR東日本、東芝、TOTO、KDDI、ビームス、マクラーレンジャパン、大和ハウス、凸版印刷などおよそ40社。ナショナルブランドの大企業をはじめ、コンテンツ関連とはこれまで縁が薄かった企業も多い。
 コンテンツ関連企業は、近年海外展開の取り組みを求められることが増えている。しかし、資本が小さいことも多く、その枠組みには限りがある。そこで他産業と組みことでより大きな展開を目指すことになる。官が主導するかたちでのこうした試みは珍しく、従来型の産業支援とは異なった新たな取り組みと言ってもいいだろう。

 また、さらに注目を浴びそうなのが、日本コンテンツの海外展開事業を手がけるAll Nippon Entertainment Works (ANEW)がクールジャパン大会議に参加することだ。
 同社は日本の個別のコンテンツ企画をブラッシュ・アップして、海外で広く事業化することを目的とする。今年2月から事業をスタート、先日、会社設立を発表したばかりである。今回CEOサンフォード・R・クライマン氏とCOO黒川裕介氏が話をする予定になっている。