セガサミー 横浜の大規模開発中止発表 セガコリア解散も

 3月28日、大手エンタテインメント企業のセガサミーホールディングスは、同社が横浜みなとみらいで進めていた大型エンタテインメント複合施設開発の全面的な中止を決定した。
 この施設は同社が横浜市から購入した(契約済含む)330億円の土地代も含めて、数百億円規模の大型開発であった。平成17年以降同社は、開発総面積41000㎡、本年秋着工、2011年を目指していた。

 セガサミーHDは今回の開発中止の理由を、同社の事業環境の変化としている。今後は同社のコア事業に注力するとしている。
 セガサミーHDは、主力事業であるパチンコ・パチスロ事業及びゲームアミューズメント施設運営事業のふたつが苦戦している。2月8日には、業績の大幅な下方修正と通期最終赤字決算を発表している。特にゲーム事業のセガは、400名規模の希望退職者を募集する大規模な人員削減も行っている。

 セガサミーHDはあらたな大型投資を中止し、現在の事業再構築の注力する方針とみられる。3月29日の日本経済新聞の報道によれば、セガが購入した土地は横浜市と関連事業団体が買い戻すが、数十億円規模の違約金が発生するという。それでも開発の中止のほうが、長期的には企業経営にとって好ましいと判断したとみられる。
 セガサミーHDの事業は、横浜市が都市開発を進めるみなとみらい地区の目玉施設のひとつであっただけに同市の都市計画事業にも大きな影響を与えることになる。

 この大型施設は室内型の大型テーマパークのようなかたち、あるいはカジノ施設の設置などが検討など様々な企画が取り沙汰されていた。
 また、企画開発当初は、アニメ文化を紹介する施設の設置プランも検討されたことがある。しかし、今回の開発の全面中止により、いずれも実現しないことになる。

 また、セガサミーHDはアミューズメント施設の運営に関連して、韓国でアミューズメント施設を展開する現地法人セガコリアの解散も同日決定した。同社は2003年2月から事業を行っている。解散の理由は事業の効率化とされている。
 家庭用ゲーム機が好調を続ける一方で、国内ゲーム企業各社のアミューズメント施設運営事業の不振が伝えられている。今回はそうした各社の同事業再編の動きが加速しつつあることを感じさせる。

セガサミーホールディングス http://www.segasammy.co.jp/japanese/