TBS-HD第3Q TV「けいおん!!」反動でアニメ事業減収

 2月2日、東京放送ホールディングス(TBS-HD)は、平成24年3月期第3四半期(23年4月~12月)の決算発表をした。連結売上高は2595億9200万円(前年同期比0.1%減)で前年並みだったが、営業利益は100億1000万円(同36.6%増)、経常利益は122億300万円(同30.6%増)、四半期純利益は120億1900万円と利益面で大きく伸びた。
 利益面では番組制作費の絞り込みの影響が大きかった。放送事業の営業利益が前年同期は11億7000万円の損失だったが、今期は9億4600万円の黒字である。また、映像・文化事業から株式譲渡で横浜ベイスターズが連結決算を離れた影響も大きい。同事業の営業利益は40億7600万円(同42.5%増)である。

 映像・文化事業での主要事業は、催事では「ヴェネツィア展」、舞台「美男ですね」である。「美男ですね」はDVDも好調で初回スペシャルが4万5000セット、BOXが4万セット、レンタルも含めて売上は5億円を超えた。
 映画では『源氏物語 千年の謎』が1月末時点で興収13億7000万円、動員114万人である。アニメ映画では12月公開の映画『けいおん!』が興収16億円、動員122万人の大ヒットとなった。

 しかし、TBSの事業局映像事業アニメの売上高は15億9700万円で、前年同期より3億6400万円減少している。映画『けいおん!』のヒットはあったが、『けいおん!!』Blu-ray Discが大ヒットした前年に及ばなかった。
 映画事業も『大奥』、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』、『あしたのジョー』、『もしドラ』などもあったが、減収だった。

 映像パッケージでは、連結子会社のTCエンタテインメントが好調だった。売上高は、第3四半期までで33億1500万円と前年同期の24億4700万円から約35%増と大きくのびた。
 営業利益は1億5300万円(同20%増)、経常利益1億5500万円(同22%増)、四半期純利益8900万円(同22%増)である。 期間中に「プリキュア」シリーズのBlu-ray Disc、DVDなどのヒット作が売上を支えた。

 連結子会社では、TBSラジオ&コミュニケーションとBS-TBSが対称的な結果だった。ラジオ放送事業のTBSラジオ&コミュニケーションが売上高83億7400万円(前年同期2億7400万円減)、営業利益が3億4900万円と減収減益であった。一方で衛星放送のBS-TBSは売上高82億8200万円(同13億7600万円増)、営業利益は11億4700万円(同4億400万円増)と明暗を分けた。

東京放送ホールディングス http://www.tbs.co.jp/