パピレス 中国のモバイル向けにオリジナルマンガ提供開始

 国内電子書籍配信大手のパピレスは、この1月よりモバイル向けに描き下ろしたマンガの中国での配信を開始した。中国企業の遠東新世紀信息技術(北京)有限公司と提携することで実現する。
 両社の提携によりパピレスは、中国最大の携帯電話会社である中国移動通信集団公司(チャイナモバイル)の電子書籍サイト「中国移動手机動漫」にマンガを配信することが可能になる。

 第1弾として、同社がモバイル向け専用タイトルとして月2回が配信する描き下ろしのマンガシリーズ「Comic CYUTT」の提供を行っている。今後は、国内で累計ダウンロード数は5万を超えた『わるいこと』(著:善内美景)の配信を予定、さらにラインナップを増加する。
 「Comic CYUTT」は、10代から20代の女性をターゲットにした完全オリジナルの書き下ろしコミック雑誌である。国内では「電子書店パピレス」、「電子貸本Renta!」で展開している。
 通常のマンガ作品は、従来の出版社が海外向けの権利を管理していることが多い。そこで、まずオリジナルコンテンツで中国市場を目指すようだ。 

 国内の電子書籍配信の業界構造が固まってくるなかで、現在、多くの関連企業が、海外市場の開拓に乗り出している。そのキラーコンテンツとして、海外でも人気の高いマンガから手がけるケースが多い。
 パピレスも海外進出戦略を強めている。昨年9月には、英語圏のユーザーに日本のマンガを届ける「電子貸本Renta!」の英語サービスも開始している。単独進出が難しいとされる中国では、現地の企業と手を組むことになる。

パピレス http://www.papy.co.jp/