2011年レコード生産前年並み2818億円 レコード協会集計

 日本レコード協会の集計によれば、2011年の日本の音楽ソフトの生産額は2818億4800万円と2010年比で1%の減少、生産枚数は2億5967万枚の1%増となった。近年、市場の縮小が指摘される音楽パッケージの市場だが、2011年はほぼ横ばいに推移した。
 集計は日本レコード協会会員各社の実績に、さらに会員各社が受託する非会員の音楽ソフトも含んだ数字である。同協会はレコード製作者の業界団体で、日本の主要な音楽会社が会員となっている。

 日本の音楽パッケージは、世界的に急激に縮小する市場の中で、意外に底堅いと指摘されている。今回も、そうした傾向が表れたかたちだ。
 ただし、音楽ソフトの生産額、枚数には、CDやカセットのオーディオレコードだけでなく、DVDなどの音楽ビデオも含まれている。オーディオレコード(CD・カセット)に限定すると、生産額は2116億5200万円と前年比6%減となる。音楽ビデオの20%の伸び(生産額701億9700万円)が全体を支えた。

 さらに特徴的な傾向が表れた。シングルCDの好調とアルバムCDの不振が目立ったことだ。シングルCDは前年比16%増432億3900万円に対して、アルバムCDは11%減の1652億6000万円だった。
 AKB48に代表されるイベントライブ連動型のプロモーションなどが、シングルCDの好調につながったとみられる。

一般社団法人 日本レコード協会 http://www.riaj.or.jp/