アニマックス 動画サイトCracleで北米多メディア展開開始

 日本のアニメを中心に番組編成を組むアニメ専門チャンネル アニマックスが、いよいよ北米に進出した。ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント系の動画配信サイトCracleに、アニマックスチャンネルを開設、日本のアニメを中心に広告つきの無料配信を開始した。米国・カナダの日本アニメファンをターゲットにする。
 スタート段階では、テレビアニメシリーズ、映画8本をラインナップした。『るろうに剣心』、『青の祓魔師』、『北斗の拳』、『デュラララ!』などである。
 ソニー・ピクチャーズ自身が製作に参加する作品のほか、同じソニーグループのアニプレックスが関わる作品も目立つ。今後は毎週水曜日に新エピソード、新しい作品を追加する。さらなるラインナップ拡大も期待出来る。

 番組はPCのほか、モバイル、タブレット、さらにインターネットを通じたテレビ視聴OTTでも利用可能となる。新世代のデバイスの利用で一気にファンへのリーチを高める。
 米国での日本アニメ配信は、すでにクランチロールやHulu、VizAnieme、ニコニコ動画、ファニメーションなどが行っている。しかし、アニメ専門のクランチロールやVizAnieme、ニコニコ動画などはアニメファン以外への広がりが欠けがちだ。また、Huluでは、多くのジャンルの中にアニメが埋まってしまうとの指摘もある。アニマックス ブランドによる番組配信は、この中間点にあるといえるだろう。

 Cracleは2007年にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの動画配信事業として設立された。グループの人気テレビ番組、映画を配信する。しかし、近年注目は高まっているが、公式番組の動画配信サイトとしてはHuluに引き離されている。Huluでも視聴回数が高いとされ、またグループが得意とするアニメの取り込みで視聴拡大を目指すとみられる。
 一方、アニマックスはソニー・ピクチャーズが世界展開するアニメ専門チャンネルである。日本のほか、東アジア、東南アジア、インド、ヨーロッパ、ラテンアメリカでケーブルテレビ、衛星テレビでの放送を行い、人気が高い。
 しかし、米国は本拠地でありながら独自の放映ネットワークを持たず、これまでは参入出来なかった。インターネットTVでの進出検討が伝えられたこともあったが、時代の変化の中で、一気に動画配信サイトを拠点にする選択をした。

アニマックス(日本) http://www.animax.co.jp/
Cracle.com http://www.crackle.com/

サービス開始時のラインナップ

『るろうに剣心』
『青の祓魔師』
『BLOOD +』
『北斗の拳』
『VIPER’S CREED』
『デュラララ!』
『黒塚』
『頭文字D』
『Fate/Zero』
『一騎当千』
『創聖のアクエリオン』
『MURDER PRINCESS』
『ベクシル 2077日本鎖国』
『Blood The Last Vampire』