角川モバイルとムービーゲート合併 新ネット戦略

 大手エンタテインメント企業グループ角川グループホールディングス(角川GHD)は、グループ内でモバイル事業担当する株式会社角川モバイルと株式会社ムービーゲートを10月1日付で合併させた。
 両社はこれまで角川GHDの直接子会社で中間持株会社である角川インキュベーションの100%子会社とされていた。今回は角川インキュベーションも含め、角川モバイルを存続会社に3社が合併した。そのうえで商号を「角川コンテツゲート」と変更し、角川GHDの直接子会社となる。

 新会社の代表取締役には、同グループ会社のひとつエンターブレインの代表取締役でもある浜村弘一氏が、代表権を持つ取締役副社長にはソニー・コンピュータエンタテインメント出身の佐伯雅司氏が就任した。資本金は1億円、出版、広告、WEB、モバイルを事業領域とする。
 角川GHDは合併新会社について、映像、電子書籍などのデジタルコンテンツ配信事業基盤を整え、グループ全体でのコンテンツのマルチユース化促進を目指すためとしている。デジタル化されたコンテンツのビジネス拡大が視野に置かれているようだ。

 角川モバイルは角川グループの電子書籍のモバイル向けのサービスを中心に行っていた。一方、ムービーゲートは、ネットやモバイルのデジタルソリューションサービスを提供する。今回の合併でコンテンツとテクノロジーのふたつの領域が統合される。
 角川GHDは、出版関連事業、映像関連事業、ネット・モバイルを中心としたクロスドメイン事業の3領域を中核に成立している。クロスドメイン事業の角川メディアマネジメントでも、モバイル・ネットのビジネスは行われている。
 このため角川コンテンツゲートは、もともと新事業開拓の戦略的な意味合いもあったことから、デジタル流通に特化したグループ会社との位置づけになりそうだ。

角川コンテツゲート http://www.kadokawa-cgate.co.jp/
角川グループホールディングス http://www.kadokawa-hd.co.jp/


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