Hulu 2011年60%成長 売上げ4億2000万ドル

 米国の動画配信サイトHuluは、1月12日にCEOジェーソン・カイラー氏の名前で2011年の業績概要と2012年の方針を明らかにした。HuluはNBC ユニバーサルやニューズ・コーポレーション、ウォルト・ディズニーなどが出資する動画配信大手で、コンテンツホルダーからライセンスを獲得した映画やテレビ番組などを配信する。数多くある動画配信サイトで、最も成功したサービスのひとつである。

 そうした環境は、今回発表された業績数字にも反映されている。カイラー氏によれば、2011年のHuluの売上高は4億2000万ドル(約280億円)で、前年の約2億6000万ドルからおよそ60%の成長となった。2009年の1億ドル余りからは4倍もの規模となる。
 こうした成長は広告の伸びによるところが大きい。Huluは同社に広告を出すブランドは1000以上で広告出稿は好調だと説明する。
もう一方の事業の核と期待される有料サービスHulu Plusも、計画を上回る伸びとなっているという。Hulu Plusは月額7.99ドルでプレミアムコンテンツを視聴出来るサービスである。この有料会員は2011年12月末の段階で150万人弱まで増えた。

 Huluは非上場企業のため、今回の発表は投資家向けのものでない。このためセグメントごとの売上げ、利益などについては言及されていない。ただし、コンテンツ獲得やテクノロジーのための投資を続けていることは発表から窺われる。
 Huluは他の同様のサービスと比べて、コンテンツホルダーにより多くのライセンス料を支払っていると述べている。その結果、米国の6大ネットワークのうち5局をカバーする番組ライナップを並べる。また、2012年にはコンテンツ獲得のために約5億ドルを投資する予定だ。

 一方、米国以外での初のサービス提供、海外進出として注目を浴びたHuluの日本での業績についてはほとんど触れられていない。積極的に市場開拓に努めていると言及されたのみである。サービスが始まったばかりで、今後の成果に期待する段階とみられる。