ブロッコリー「うたプリ」好調で 「うたプリ」記念株式配当発表

 キャラクター商品やコンテンツの企画・開発のブロッコリーが、『うたの☆プリンスさまっ♪』の人気で業績を急回復させている。1月11日に発表された平成24年2月期第3四半期決算で、同社は利益が急伸していることを明らかにした。売上高は小売店事業からの撤退で大幅に減少しているが、営業利益と経常利益は、それぞれ前年同期の約3倍、6億1000万円と6億200万円となった。
 こうした好調からブロッコリーは、通期個別業績予想を大幅に上方修正した。売上高は当初予想の49億6200万円から53億6600万円に、営業利益は3億4200万円から6億1600万円に、経常利益は3億3400万円から6億800万円にそれぞれ引き上げられた。

 業績急伸の理由は、「うたの☆プリンスさまっ♪」の好調である。2011年11月に発売した『うたの☆プリンスさまっ♪MUSIC』が計画を上回ったほか、8月発売の『うたの☆プリンスさまっ♪Repeat』も追加注文が増加している。さらにCDの売上も伸びているという。
 ブロッコリーは、業績が回復していることから株式復配も決めた。平成24年2月期末の株主に1株当たり普通配当を2円行う。さらに「うたの☆プリンスさまっ♪」記念配当として、1円50銭を上乗せする。今期のブロッコリーの業績にシリーズの与えたインパクトの大きさを感じさせる。

 株式復配のほか、株主優待制度の改訂も発表されている。これまでは「アニブロゲーマーズ」の商品巻、もしくは図書券、そして5000株以上保有の株主はこれにグッズがプラスとなった。しかし、新制度では、これがオリジナルグッズに統一される。
 オリジナルグッズの内容については、今回は明らかになっていない。会社の特徴が活かされることが多い株主優待制度だけに、ブロッコリー独自のキャラクターの登場も期待される。2012年2月期末の株主から新しい制度が導入される。

 『うたの☆プリンスさまっ♪』は、ブロッコリーがPSP向けに企画・開発したゲームソフトである。2010年6月に発売された。これまで多くの恋愛アドベンチャーゲームを開発してきたブロッコリーだが、女性向けでは初となった。
 ゲームでプレイヤーは、アイドルや音楽家を夢見て芸能専門学校早乙女学園に入学したヒロイン七海春歌となる。そして男子アイドル候補生と2人1組で多様なイベントを経験し、卒業式に行われるシャイニング事務所新人発掘オーディションでの合格を目指す。
 ゲームは、発売当初より高い人気を獲得した。その後、シリーズ作品やCDなど関連商品が多数発売されている。2011年夏には『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%』としてテレビアニメ化され人気が加速した。こうした人気がブロッコリーの業績を押し上げている。

ブロッコリー http://www.broccoli.co.jp