コンテンツファンドのJDC 信託業免許取得

 アニメを初めとするコンテンツファンドの組成及び管理業務で知られているジャパン・デジタル・コンテンツ(JDC)は、5月27日信託業務の免許を新たに取得した。信託業免許の取得に伴い、本年6月13日より知的財産権を信託財産として扱う信託業務を開始する。また、新たな事業領域への進出により、社名もジャパン・デジタル・コンテンツ信託株式会社に変更される。これは、信託業法により信託業務を行なう事業会社は社名に信託の名前を含まなければならないとされているためである。

 今回のJDCの信託業免許の収得は、昨年の12月30日の信託業法の改正を受けたものである。今回の信託業法改正の大きなポイントは、これまで受託信託と出来なかったアニメ作品も含む知的財産が受託財産とすることが可能になった点と、信託銀行以外の事業会社にも信託業務が開放されたことである。
これまでも、JDCはアニメを中心としたコンテンツファンドの組成で大きな実績を残してきた。しかし、知的財産については信託業法上の信託が使えないため、より手間と費用のかかるSPC(特定目的会社)を使用していた。今回の信託業法改正と信託業務免許の獲得により、JDCはより多様な資金調達方法がアニメを含む制作会社に提供出来るようなる。高度化、複雑化が進むアニメ制作の資金調達の現場でJDCの存在感が増して来るに違いない。