パチスロとゲームの合併成果 セガサミーの決算

 5月24日、ゲーム会社のセガとパチスロで知られるサミーの合併後初めての決算発表が行われた。決算はセガサミーホールディングス全体のほか、セガ部門、サミー部門個別の決算も合わせて発表されている。セガサミー全体の決算は前期比はないが、売上高5156億6800万円で、合併前の両社との比較で20%以上の増加となり合併がマイナスでなかったことを示している。経常利益は1044億3200万円であった。この数字は、任天堂の売上高の今期予想5200億円と並んでゲーム業界でトップを争うものである。

 サミー部門では、パチスロ機器で『北斗の拳』が業界史上最大のヒットとなり業績に大きく貢献した。一方セガ部門でも『甲虫王者ムシキング』が大ヒットになるなど合併前の両社がそれぞれ大きなヒットを飛ばし利益を支えている。
 セガ部門では、売上高は1949億4700万円と前期比1.9%増になったものの転換社債の繰上げ償還、和解金、固定資産の売却損などを計上したため純利益は17億6700万円と前期比79.8%のマイナスとなった。事業別では、業務用アミューズメント機器販売事業、家庭用ソフト事業がいずれも微減となったいっぽうで、先にあげた『甲虫王者ムシキング』が予想を上回り続けたアミューズメント施設の運営が好調であった。『ムシキング』は来期も好調さを維持する勢いで、『ムシキング』の女児向け展開ともいえる『オシャレ魔女ラブ&ベリー』も好調である。
 セガサミーは、来期の目標を売上高5670億円、経常利益1000億円を目指しているが、さらに中長期の目標では、19年に売上高6800億円、20年に売上高8000億円としている。計画では20年にはゲーム部門だけでおよそ3000億円と現在の1.5倍の売上高になる。
 今期は、合併会社が個々に得意分野でのビジネスで大きなヒットを飛ばしたことが利益を支えた。来期は、合併自体の効果がどの程度発揮されるかが焦点といえる。