トミーの決算 国内堅調 海外不振

2005年5月20日、タカラとの合併を発表した玩具業界国内第3位のトミーが決算を発表した。連結売上高は832億円(前期比1%増)、経常利益は41億円(同24%減)となった。業績は国内が好調であったものの、米国とフランスの販売子会社を中心とした海外販売が不振であった。
 国内では、トミカの新シリーズ、『ポケットモンスター』、ディズニー関連商品、さらに『NARUTO ナルト』のゲームソフトが好調であった。主力の玩具事業が全体の97%を占め、国別では日本が77.3%、欧州が15.4%、北米3.8%、アジア3.5%となっている。
 来期は、トミカの大人向けラインの展開、ポケモン、ディズニー、ナルトに加えてゾイドにも力を入れて行く。売上げ目標は890億円(前期比6.9%増)、経常利益50億円(前期比21.4%増)を目指すが、この数字には先に発表されたタカラとの合併やインデックスを含めた新会社の設立は織り込まれていない。

 今回のトミーの決算で玩具会社主要3社のの決算が出揃った。決算によるとバンダイ、タカラ、トミーのいずれもの会社が米国で売上高を落とし北米事業が赤字になった。これは、玩具会社だけでなく、東映アニメーションやトムスエンタテイメントといったアニメ関連会社も同様である。2004年の日本アニメ作品と関連商品のビジネスは全体として縮小した可能性が強い。しかし、GDHといったマニア向けの会社は業績を伸ばしており、大衆向けの縮小、マニア向け堅調といったところが近いだろう。