日本動画協会 産学連携でアニメ・クリエイター育成事業

日本動画協会は、アニメ業界と教育機関が協力し、アニメ制作の人材育成の基盤整備を目指すプロジェクトを開始する。平成23年度 文化庁メディア芸術育成支援事業として、「アニメ・クリエイター育成ビジョンづくり 産学共同推進プロジェクト」を企画・推進することを明らかにした。
プロジェクトは動画協会が、企業と教育機関が幅広く参加できる場としてプランニング、有効な人材育成の方法やその環境づくりをする。

まず本年は、アニメ関連企業と大学院、大学、専門学校などへアンケートやヒアリングを実施する。教育機関の教育内容や産業界の人材育成の実態を調査する。アンケートの内容や質問は、アニメ関連企業、教育機関の専門家が参加する委員会が検討する。
さらに調査結果を踏まえた分析、研究、討議を行い、今後広く紹介する予定だ。報告書にまとめるほか、産学協同セミナーやシンポジウムの開催を予定する。さらに産学の連携による人材のキャリアアップモデルとカリキュラム指標の共同策定をする。

プロジェクトの推進にあたり、1月13日に東京・秋葉原UDXビルでキックオフ・シンポジウム「現場からの報告:教育機関のカリキュラム・産業界の人材育成」を開催する。ここでは教育機関・産業双方での人材育成の事例を報告する。情報共有を深めるための告知の場とする。その後、3月に調査・分析結果を発表するフォーラムを、東京国際アニメフェア2012の会期中、アニメフェアの会場で行う。
東京国際アニメフェア2012ではこれとは別に、関連事業として学生向けのキャリアアップセミナー「目指せ、アニメ・クリエイター」も予定する。アニメ業界での就業を目指す学生に、アニメ産業の現状や人材のニーズ、キャリアモデル、さらに実際に働いている人たちの活動を紹介する。

アニメは日本のコンテンツ産業の核として、また海外展開の可能性の高い分野として近年広く注目されている。しかし、一方で就業環境は十分でなく、人材基盤の弱体化が指摘されている。
そうした原因のひとつに、教育機関での教育内容と現場で求められている知識とのギャップが挙げられている。企業と教育機関が情報を共有することで、こうした課題に挑戦する。プロジェクトは、当面は平成23年度の事業とされているが、今後もさらに拡大していく可能性がありそうだ。

日本動画協会
http://www.aja.gr.jp/index.html

アニメ・クリエイター育成ビジョンづくり 産学共同推進プロジェクト
http://www.humanmedia.co.jp/jinzai.html