中国で携帯向け日本マンガ配信開始 日本漫画学院

 東京・品川の日本漫画学院は、2011年12月22日より中国での携帯向けデジタルマンガの配信を開始した。同国の中国移動通信集団公司(チャイナモバイル)が運営する動漫基地において、中国携帯電話向けに日本マンガを提供する。
 チャイナモバイルは中国最大の携帯会社で、利用者は6億3350万人、このうち3G利用者は4320万人を超える。動漫基地は、アニメ・マンガにフォーカスした携帯電話向け電子書籍配信サイトで、既に会員数は1000万人を超える。現在のサービスエリアは限られているが、2012年には全国展開を目指している。
 
 今回の中国進出は、日本漫画学院が同国の通信・ソフトウエア開発会社 泰聖思信息系統開発(北京)有限公司を通じて実現した。日本漫画学院によれば、チャイナモバイルの動漫基地で日本マンガを提供するサービスは今回が初となる。
 配信タイトルには、『サインはV!』(望月あきら・他)や『ブラックエンジェルズ』(平松伸二)、『Theかぼちゃワイン』(三浦みつる)、『毘羽涖・小源太編』(姫川明)」ほか、1000冊以上に及ぶ。これまでに50タイトル、約400話の翻訳・データ制作が完了している。今後順次配信を予定する。
 これらの作品は、日本漫画学院が日本で運営する「コミックターミナル」から中国配信に適した作品を選んだ。そのうえでチャイナモバイルが審査し、配信される。

 日本漫画学院は、国内でマンガのダウンロード販売配信サイト「コミックターミナル」を運営している。今回の提携事業で、そのビジネスを海外に拡大する。国内での電子マンガ事業は大きく拡大しているが、海外、とりわけ中国市場への進出は遅れている。いち早く中国でのビジネスに乗り出し、先行者利益を目指す。
 今後、「コミックターミナル」以外の他社のコンテンツの配信拡大も目指す。さらに海外展開を目指した新作描きおろし作品の制作、配信も予定する。日中の電子書籍市場開拓に積極的に取り組む。

日本漫画学院 http://www.manga-g.co.jp/
コミックターミナルhttp://www.comic-terminal.jp/

配信予定タイトル

『サインはV!』 望月あきら・他)、
『ブラックエンジェルズ』 平松伸二
『マタギ列伝』 矢口高雄
『激濤』 矢口高雄、
『GO☆シュート』 みやたけし、
『Hong Kongワーキング・ガール』 村田順子
『cm0センチメートル・ゼロ』 遠野一実
『どきどきDO!れみ』 うえだ未知
『Theかぼちゃワイン』 三浦みつる
『毘羽涖・小源太編』 姫川明 他