ユニバーサルM アニメ製作に本格進出 戦国コレクション

 音楽業界大手のユニバーサル ミュージックが、新たにアニメ製作に進出する。ユニバーサルミュージックは、12月21日にテレビアニメ化が決定した『戦国コレクション』の製作委員会に出資、作品を通したビジネス展開の一翼を担う。『戦国コレクション』の音楽パッケージ、映像パッケージの発売を予定する。
 ユニバーサル ミュージックによれば、アニメ事業に本格的な取り組むのは今回が初となる。同社は、音楽を軸に多角的なビジネス展開を目指しており、アニメ関連はその新たな事業のひとつになる。

 アニメ『戦国コレクション』は、コナミデジタルエンタテインメントが開発する育成型のソーシャルゲームを原作にする。ゲームでは、戦国時代を舞台に合戦や冒険を通じて600種類以上ある武将カードを収集し、天下の大将軍を目指して楽しむ。コレクションや、カード育成、他のプレーヤーとの対戦や協力が特徴だ。2011年11月現在で、登録者数は250万人を超える。

 テレビアニメではゲームのキャラクターデザインを発展させ、『戦国コレクション』の世界観と楽しみをゲームユーザー以外にも広げる。2012年春のテレビ放映開始予定だ。
 テレビアニメの制作は日本アドシステムズ(NAS)が担当し、アニメーション制作はブレインズ・ベースが行う。監督には後藤圭二さんを起用、キャラクターデザインを柴田勝紀さん、脚本・監修を三鷹四十郎さんが務める。

 アニメ業界と音楽業界の関わりはこれまでも大きい。アニメの製作委員会に音楽・映像会社が加わるのは一般的だ。音楽を得意とする企業では、すでにユニバーサルミュージックのライバルとなるソニー・ミュージックエンタテインメント、エイベックスが積極的にアニメ事業を手がけている。
 特にソニー・ミュージックエンタテインメントは、アニメ関連音楽に加えて、映像パッケージでもグループ会社アニプレックスで大きな成功を収めている。さらにアニメ番組とアーティスト、楽曲を連動させたビジネスを得意とする。
 また、近年、CDの売上げ減少など音楽業界のビジネス環境が大きく変わるなか、アニメや声優に関連する音楽事業の存在感が拡大している。こうしたなかユニバーサル ミュージックも、アニメ分野の取り込みを目指すことになる。

ユニバーサル ミュージック http://www.universal-music.co.jp/