Hulu 配信コンテンツに日本映画と韓国ドラマ導入

 北米の有力動画配信サイトの日本進出として注目されてきたHuluが、新たなコンテンツ投入でユーザー開拓を目指す。Hulu日本語版は、12月20日から日本映画と韓国映画・テレビドラマの配信をスタートした。まず、日本映画が数百本、韓国ドラマは数千話が視聴可能になる。
 日本映画は、BBBとマイシアターのふたつの映画配給会社とパートナーシップ契約を締結、『フラガール』、『パッチギ!』、『ジョゼと虎と魚たち』などがラインナップに加わる。韓国ドラマはKBSとの契約締結によるもので、人気の映画とテレビドラマが配信される。

 米国ではHuluは動画配信サービスの大手、質の高い作品の提供で知られている。その海外初進出として、本年9月に日本での月1480円の有料定額見放題サービスをスタートした。ハリウッドの豊富な人気作品のラインナップが強みとなる一方で、日本作品のラインナップがないのが弱みとされてきた。
 Huluは当初より日本のコンテンツも投入する意向を明らかにしており、今回はそれが早くも実現したかたちだ。また、韓国ドラマには国内に熱心なファンが多いことから、KBSによる膨大な作品群は有料会員の獲得に大きな力を発揮するとみられる。

 しかし、一方で国内の有料動画配信の競争はさらに激化している。同じ外資系で、国外でもHuluのライバルとなっているYouTubeが、この12月に日本での有料映画配信をスタートした。YouTubeは、ハリウッド映画に加えて、東映やバンダイナムコグループとも協力し、日本映画、特撮、アニメをラインナップに並べる。
 さらに日本国内の有力サイト ニコニコ動画は、これまでには日本作品を得意としてきたが、今年11月にハリウッドメジャーの一角ワーナー・ブラザースと提携し、海外映画、テレビドラマを配信する。国内と外資のサービスの内容の差は薄れ始めている。
 Huluは今後も日本とアジアのコンテンツホルダーと関係を構築して、コンテンツ供給の拡大を目指すとしている。いずれの会社にとっても、国籍を問わずどれだけ幅広い作品を集めることが出来るかが今後の鍵になりそうだ。

Hulu(日本語版) http://www.hulu.jp/