BOOK☆WALKERにソフトバンクCがラノベ提供 角川G以外で初

 電子書籍配信のプラットフォーム「BOOK☆WALKER」は、12月15日よりソフトバンククリエイティブのライトノベルレーベル「GA文庫」の作品配信を開始した。配信タイトルは一挙に15タイトル、アニメ化が決定している『這いよれ!ニャル子さん』、『織田信奈の野望』のほか、GA文庫の看板タイトル「神曲奏界ポリフォニカ」シリーズなども含まれる。
 価格は各タイトル450円となる。GA文庫は、今後も「BOOK☆WALKER」に提供するタイトル数を強化する。2012年3月までに50タイトルが並ぶ予定だ。

 「BOOK☆WALKER」は、角川グループのデジタル分野のコンテンツ戦略会社角川コンテンツゲートが運営する。海外のコンテンツポータルとは異なった独自のサービス、存在感を掲げ、様々な試みを行っている。
 そうした野心的な試みの一方で、サービスのネックとされていたのが、コンテンツの提供元が角川グループに偏っていたことだ。人気作品の多いグループではあるが、それでもグループだけではラインナップの拡大に限界がある。当初より、グループ外のコンテンツパートナーの獲得が鍵のひとつとされてきた。
 ソフトバンククリエイティブのGA文庫は、角川グループ以外から初の出版作品となる。「BOOK☆WALKER」がいよいよ他社コンテンツの提供に乗り出す。

 角川コンテンツゲートによれば、国内のライトノベル市場の約8割は角川グループの作品が占めている。「BOOK☆WALKER」でも、ライトノベルはよく利用されるジャンルだ。GA文庫の作品はそうした中に並ぶことで、より多くの読者を見つけることが可能になる。
 一方で、「BOOK☆WALKER」は、得意のライトノベルをさらに強化することが可能になる。双方にとってメリットの大きなかたちだ。
「BOOK☆WALKER」では、来年1月12日からはデジタル雑誌「GA文庫マガジン」の配信もスタートする。GA文庫の人気ライトノベルの短編集やスピンオフ、コミカライズ作品を収録したデジタル雑誌である。創刊号は特別価格85円を予定する。ソフトバンククリエイティブの動きで、「BOOK☆WALKER」の今後のさらなる動向が注目される。

「BOOK☆WALKER」 http://bookwalker.jp/pc/