日本橋に9スクリーン1800席 TOHOシネマズがシネコン

 国内映画興行の大手TOHOシネマズは、2014年春に東京・日本橋地区に大型シネマコンプレックス「TOHOシネマズ 日本橋(仮称)」をオープンすることを明らかにした。このシネコンは11月15日に三井不動産が着工した複合施設「(仮称)室町東地区開発計画2-3街区」に出店するものだ。
 TOHOシネマズのほか、オフィスや住居などが設けられる。シネコンは新施設の目玉となりそうだ。建物は地下歩道を通じて東京メトロ・三越前駅と直結する。また、低層部となるシネコン部分は周囲の三井本館などの歴史的建造物との調和させるため西洋建築の回廊をモチーフにしたデザインとなる。

 TOHシネマズ 日本橋(仮称)は、全9スクリーン約1800席の規模。東京を代表する繁華街である日本橋だが、エリア内のシネコンは初である。地域の商業地図にも影響を与えそうだ。また、近隣の映画館集積地、錦糸町、上野、銀座・有楽町とのエリア間の競争も増しそうだ。
 TOHシネマズによれば、上映ラインナップは多様な人々が訪れる日本橋街に相応しく、ハリウッド大作や人気日本映画以外にも広げる。アート作品や韓流などのアジア映画、さらに劇場アニメの上映にも言及している。また、コンサートや演劇、スポーツなどのライブビューイングにも積極的に取り組むとしている。

 TOHOシネマズは、都区内では日劇、有楽座、スカラ座・みゆき座、シャンテといった劇場のほか、渋谷、六本木ヒルズ、シネマメディアージュ(お台場)の3つのシネコンを運営する。TOHOシネマズ 日本橋(仮称)が完成すれば、都区内4つ目のシネコンとなる。
 また、同社は今年12月に渋谷を6スクリーン1200席に拡大する。さらに新宿コマ劇場、新宿東宝会館跡地に建設中の新宿東宝ビルに、12スクリーン約2500席のTOHOシネマズ新宿を2015年春にオープンすることを発表済だ。
 国内劇場スクリーン数は既に需要を上回り、シネコン同士の競争は激化しているとされる。そのなかでTOHOシネマズの積極的な投資が注目される。2015年にはTOHOシネマズの存在感がさらにたかまりそうだ。

TOHOシネマズ http://www.tohocinemas.co.jp/

TOHOシネマズ 日本橋(仮称)
東京都中央区日本橋室町二丁目3番
9スクリーン 約1800席
※全スクリーンにデジタルプロジェクターを導入