テアトルがデジタルシネマ化 第1弾に3D「ドットハック」

 映画製作・配給・興行を手掛ける東京テアトルは、運営する劇場のデジタル化を進める。まず、2012年1月に主力のテアトル新宿、シネ・リーブル池袋でスタート、順次導入を図る。
 デジタル化第1弾公開作品は、1月21日からロードショーとなる劇場アニメ『ドットハック セカイの向こうに』となる。本作はゲームなどの様々なメディア展開で人気の「.hack」シリーズの最新作である。なかでも3D(立体視)による映像が注目されている。作品の持ち味を最大限に引き出す上映になる。

 『ドットハック セカイの向こうに』は、アニメ制作をシリーズのゲーム開発も行ったサイバーコネクトツーが担当する。同社はゲームでのCGアニメ表現で高い評価を受けてきた。PS3向けゲーム「NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム」では、リアルタイムCGにおける日本のリミテッドアニメーションの技術表現手法で確立したとして、平成21年に文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門優秀賞を受賞している。今回はその技術が、3DCGにて劇場映像となる。
 監督はサイバーコネクトツーの松山洋さん、そして脚本に伊藤和典さん、キャラクター原案に貞本義行さんという実力派を擁する。2012年初頭を飾る話題作となる。

 昨年来の3D(立体視)の人気の盛り上がりにより、国内劇場でのデジタルシネマの導入が急激に進んでいる。しかし、その多くはシネマコンプレックスとなっていた。3D映画の大規模なロードショー公開に向いている。
 一方、テアトルシネマグループの得意とするのは、熱心なファンを持つ良質な映画の紹介である。さらにアニメ作品や特集上映、企画上映を得意とする。今後は、こうした分野でもデジタル対応で映画鑑賞出来そうだ。
 また、アニメーション映画は3Dへの親和性が高いとされ、国内外で3D映画は今後もさらに増加する見込みだ。将来的にはこうした作品の特集上映も期待出来るかもしれない。

テアトルシネマグループ
http://www.ttcg.jp/

『ドットハック セカイの向こうに』
1月21日よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国3D公開
公式サイト  http://www.dothack.com/