スクエニ第2Q「デウスエクス」好調で増益 出版は減収減益

 大手ゲーム会社のスクウェア・エニックス・ホールディングス(スクウェア・エニックスHD)の平成24年第2四半期決算は、連結売上高が前年同期比15.5%と575億1600万円となった。11月4日に発表された。
 売上高は減少したもののウェブ、スマートフォン、SNSなどの成長分野が順調で、利益は大きく伸びた。営業利益は73億9100万円(前年同期比29.4%増)、経常利益は53億8600万円(同53.0%増)、四半期純利益は37億400万円(同114.9%増)である。

 ゲームが中心となるデジタルエンタテイメント事業では、この8月に欧米で発売した『デウスエクス』が牽引した。出荷本数は200万本を越え、今後のブランド化に期待を持たせる。同作はスクウェア・エニックスとEidosの初のコラボレーション作品だが、グループ力が発揮されたかたちだ。
 もうひとつの成長ドライブは、ネットワークゲームである。同社がネットワーク事業として力を入れるウェブ、スマートフォン、SNSの3分野の売上高合計は46億円、前年同期の15億円の2倍以上となる。デジタルエンタテイメント事業の営業利益率は、前年同期の18.4%から26.4%に大きく伸びている。こうした利益率の変化が利益の拡大にもつながったとみられる。
 デジタルエンタテイメント事業の売上高は294億7000万円(前年同期比16.2%減)、営業利益は77億8100万円(同20.0%増)である。

 一方、マンガやゲーム攻略本などの出版事業は、第2四半期まで売上高が58億2200万円(前年同期比23.0%減)、営業利益は14億7700万円(同28.1%減)だった。これまで拡大基調を続けてきた事業部門だが、今期は伸び悩んだ。前年は人気シリーズ『鋼の錬金術師』の最終回へ向けた単行本が好調だったが、これに匹敵するタイトルがなかったためとみられる。
 出版事業は通期計画では、売上高100億円、営業利益18億円を見込む。こちらも前年の130億円、32億円を下回る見込みである。

 アミューズメント事業はアミューズメント施設運営の市場回復が見られた。売上高210億9100万円(同10.4%減)、営業利益は18億8100万円(同4.8%減)である。
 ライツ・プロパティ等事業は、売上高11億3400万円(同36.3%減)、営業利益は2億1200万円(同51.8%減)である。

スクウェア・エニックス・ホールディングス
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