「ワンピース」好調 フジテレビ オンデマンド事業黒字化

 フジテレビの動画配信事業が順調に成長している。同社の発表によれば、運営するフジテレビOn Demand(FOD)の平成24年上半期の売上高は前年同期比で年率換算約30%増となり、黒字化を実現した。 
 この売上げには自社サイトでの配信のほか、配信提携事業の売上げも含まれる。地上波ドラマの見逃しサービスのほか、テレビアニメ『ワンピース』が好調だった。

 フジテレビOn Demandは2005年9月にサービスをスタート、2008年からは自社サイトでの有料・無料のサービスを進めている。アニメも有力コンテンツのひとつで、『ワンピース』や『るろうに剣心 明治剣客浪漫』など20数タイトルがラインナップされている。
 なかでも同局の看板ブランドである「ノイタミナ」のアニメ作品が充実している。『のだめカンタービレ』や『東のエデン』のほか、ここでしか観られないタイトルもある。
 フジテレビは今後、年末から来春にかけて、サイトのリニューアルやスマートフォン対応などを予定している。ラインナップのさらなる充実も行い、事業のさらなる成長を目指す。

 地上波局では、NHKも平成24年第2四半期に動画配信サービスの好調を報告している。平成24年上半期の売上高は4億5000万円程度とみられている。とりわけ第2四半期単独では前年比91%増と大きな伸びをみせた。
 動画配信専門のポータルサイトと比べて苦戦と伝えられることが多かった放送局系の動画配信事業に新たな動きが出ている。これにはテレビ局が得意とする実写ドラマなどの独自コンテンツの投入がいよいよ本格化してきたことも理由にありそうだ。

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