バラエティ・ジャパン 有料サイトで10月1日から再スタート

 エンタテイメント業界情報バラエティ(VARIETY)の日本語版「バラエティ・ジャパン」が、10月1日から装い新たに創刊する。バラエティ・ジャパンは米国版の翻訳記事を中心にウェブサイトとして2007年11月にスタートした。しかし、2009年5月末にサイトを閉鎖していた。
 今回はウェブサイトだけでなく、週刊情報誌と合わせて展開する。旧バラエティ・ジャパンは無料の情報サイトであったが、新しい「バラエティ・ジャパン」はウェブ版、紙媒体とも有料となる。

 バラエティは1905年に米国で誕生したエンタテイメント業界情報誌である。作品やスターが中心となることが多いエンタテインメントメディアの中で、ビジネス情報、興行情報、セールス情報などを深く取上げる。ハリウッドレポーター(Hollywood Repoter)と伴に、ショービズネスの有力メディアとして知られている。
 バラエティ・ジャパンはウェブ版のみの場合は年間12万6000円(税込)、ウェブ購読も出来る紙媒体を年間211680円、月間25200円で提供する。PC・モバイルの両方が利用できるウェブ版では、毎日10本から15本のニュースのほか、ビジネスや興行の分析、企業トップのインタビュー、ファイナンス情報などを掲載するとしている。

 バラエティは、米国版では有料の週刊情報誌と無料のウェブサイトのふたつ方法で情報提供を行っている。しかし、新しい日本語版は双方を有料とすることで運営を行うようだ。
 旧バラエティ・ジャパンは海外からの生の情報も多く、サイトの評価は高かった。しかし、紙媒体では展開しておらず、広告のみのウェブサイトでは十分な収入を得ることが出来なったとみられる。英語圏に較べて、日本のウェブサイト広告市場が大きくないことが理由にあっただろう。

 今回は評価の高かった情報自体を売る新しい戦略を打ち立てる。一般にウェブコンテンツの有料提供のビジネスは成り立ち難いとされている。
 しかし、経済日刊紙のウォールストリートジャーナルをはじめ、ビジネス系の専門情報誌、そのウェブサイトは有力でビジネスを行っていることが少なくない。専門性の高い情報については、ウェブコンテンツでも有料に出来ると思惑がありそうだ。さらに当初の方針を転換し、有料で展開しやすい紙媒体を併せて扱うことで事業の黒字化を目指す。

バラエティ・ジャパン http://www.varietyjapan.com/