TFFCOM2011開幕 映画やアニメ、放送の国際見本市

 10月24日から3日間の開催日程で、TIFFCOM2011が東京・六本木ヒルズ 森タワーでスタートした。東京国際映画祭併設のコンテンツマーケットとして位置づけられる本イベントは、アジアの中核イベントとしいて年々規模を拡大している。本年は世界20カ国地域から過去最高となる226の企業・団体が出展する。
 また、24日の発表によれば、本年の登録バイヤー数は800名以上となり、前年比10%増であった。震災後の訪日外国人の大幅な減少を考えれば、かなり好調な結果となっている。マーケットは26日まで予定されているが、国際取引の成果にも期待がかかる。

 例年、新たな試みを盛り込むTIFFCOMだが、今年も幾つかの点で、新しい試みが行われている。ひとつは、森タワー49Fの企業・団体出展レイアウトを大幅に変更したことである。
 これまではビルの中ということもあり、会場の拡大は難しいと見られていたが、入口、レジストレーションのあり方を見直すことで出展スペースの拡大を実現した。また、国内・海外の国や団体による大型スペースを各ブロックの中央に置き、動線を確保すると同時に賑わいを演出している。
 さらに、今回はセミナー会場の一部や、バイヤー向けのスクリーニングのスペースを同じ49階に設けた。これにより来場者の移動の手間を大幅に軽減している。

 実際のビジネスの動向は、多くの見本市がそうであるように外部からはなかなか判断しがたい。それでも、1日目午後からは多くの人が会場に足を向けているのは感じられた。また、出展の半数が海外ということもあり、国際色の豊かさは国内のどのコンテンツ関連の見本市より際立っている。
 海外では韓国や英国、カナダなどの積極性が目を惹いた。また、韓国の作品にはアニメーション作品も多く、同国がアニメーション製作にかなり力を注いでいることが感じられた。

 国内企業の各ブースは、最新の映画やテレビ番組のポスターやパンフレットを並べている。販売される作品は、大作映画のほか、海外で人気の高いジャンル映画やアニメも数多くみられた。アニメでは角川映画やショウゲートなどの映画会社、東映アニメーション、トムス・エンタテインメントなどのアニメ製作会社、テレビ東京やTBSなど放送局でラインナップに充実が目立った。
 今年初めて出展した手塚プロダクションでは『グスコーブドリの伝記』のトレーラーが上映されていたほか、プロダクション I.Gでは来年公開予定の『モモへの手紙』や『BLOOD-C』がラインナップされていた。

TIFFCOM2011
http://tiffcom.jp/2011/tiffcom2011/index.html