米国アニメ事情から共同製作、VFX 6日間大型フォーラム

 10月23日から28日までの6日間、東京・六本木で映画、放送番組、アニメーション、キャラクターなどのセミナー、プレゼンテーションを統合する「ユニジャパンエンタテインメントフォーラム(UEF)」が開催される。
 UEFは東京国際映画祭、TIFFCOM、クリエイティブ・マーケット東京のセミナー部門を統合したものだ。海外の映画イベントは映画祭、見本市、カンファレンスの3点セットで構成されることが多いが、これまで弱かったカンファレンスの機能を強化すべく2010年よりスタートした。

 UAFの特徴は、映画、テレビ番組、アニメーションのほか、ネットコンテンツ・インフラやキャラクターまで幅広いコンテンツが集まった。また、そのテーマも共同製作から資金調達、流通、権利といった個別分野、英国、中国、韓国といった各国語別のトピックス、さらに映画や映画祭そのものに関するものまで興味深い。
 セミナーは全部で20余り、無料のものと有料のものに分かれている。有料のものは全てのセミナーに参加出来る有料パス(税込10000円)を購入する必要がある。

 アニメ関係でも気になるセミナーが多い。ひとつはジェトロの主催する「米国アニメ市場戦略-BtoCへのパラダイムシフトを追う-」である。本年夏にロサンゼルスのアニメエキスポでジェトロが行ったセミナーやアンケート調査の分析を紹介し、現地のビジネス関係者を招きビジネスの実際を聴く。
 ゲストに招かれるのは、NIS Americaの平岡三知さん、CINEMA EPOCHのバリー・オロルクさんである。NIS Americaは、コアターゲットに向けたアニメDVDの市場をこれまでと異なった戦略で開拓している。CINEMA EPOCHは米国で海外映画専門の配給をする。

 「アニメ共同製作:海外とのパートナーシップと資金調達」は、現在注目される海外共同製作のアニメーションにフォーカスする。こちらも現在、積極的な活動をする関係者が集まる。
 『マイブリッジの糸』の日加共同製作や『トランスフォーマープライム』の制作をするポリゴン・ピクチュアズから秋田穣さん、角南一城プロデューサーのコミックス・ウェーブ・フィルムは、新海誠監督作品で知られる。海外クリエイターの協業や海外展開にも力を入れる。
 ジョセフ・チョウさんは、『エクスマキナ』、『Halo Legends』、『バットマン ゴッサムナイト』など日本と米国をつなげる数々のアニメプロジェクトに関わる。フレデリック・プエチさんは、フランスのPlanet Nemo Animationの社長を務める。アニメに関する海外の幅広いビジネスがテーマになるだろう。

 このほか国内のVFXの監督、第一人者が集まる「VFX-JAPANキックオフミーティング」、中国の動画配信をテーマにする「焦点・中国の動画配信ビジネス-流通促進と権利保護-」、やはり中国がテーマの「変化を遂げる中国映像コンテンツ市場 -テレビ・ネット配信ビジネスの現場から-」と興味深いプログラムが目白押しである。
 UEAパスがあるとTFFCOMの入場が無料になるほか、TIFFCOMのパスがあればUEAの参加が無料になる。TIFFCOMなどの参加と合わせて参加するのもよいのではないだろうか。

ユニジャパンエンタテインメントフォーラム(UEF)
http://unijapan.org/entertainment-forum/