IGポート第1Q アニメ制作増加で好調 増収増益に

 アニメ製作・マンガ出版のIGポートは、10月14日に平成24年5月期第1四半期(23年6月~8月)の決算を発表した。アニメ制作の増加に支えられ売上が大きく伸びたほか、出版事業も順調で収益押し上げた。ただし、版権事業は減少した。
 連結売上高は14億5700万円(前年同期比57.5%増)、営業利益は1億2900万円、経常利益は1億2800万円、当期純利益は8600万円である。前年同期はマイナスだった利益は、いずれも黒字転換した。

 好調だったのは、プロダクション I.Gとジーベックのアニメ制作が中心となる映像制作事業である。売上高は10億200万円(前年同期比89.8%増)、営業利益は1億3100万円(前年同期1億1800万円の損失)である。
 主力タイトルは映画では9月に公開した『劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦!』、『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ』である。さらにテレビアニメでは、『BLOOD-C』、『うさぎドロップ』、『そふてにっ』などが貢献した。このほかOVAやゲーム用、コマーシャル用のアニメーションを手がけた。

 また、マッグガーデンの出版事業も好転した。売上高は3億3000万円と前年同期から84.1%増となった。これにより営業利益は前年の6700万円の損失から1800万円の利益に転じた。
 一方、版権事業は落ち込んだ。売上高は9900万円(前年同期比48.8%減)、営業利益は1000万円(前年同期比89.7%減)にとどまった。『攻殻機動隊S.A.C.シリーズ』、『戦国BASARA弐』などが主要タイトルに挙げられている。

 IGポートは第2四半期、通期連結業績でも増収を見込んでいる。一方、利益面では前年比減を予想する。第1四半期決算の増収幅はこれらの見通しを上回っており、利益の幅も大きい。全体に第1四半期は好調なスタートを切ったといえるだろう。

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