米国で復刊「セーラームーン」大人気 部門ベストセラー1位

 講談社コミックス(USA)から北米向けに発売された新装版『美少女戦士セーラームーン』が好調だ。9月13日に発売された第1巻が、発売翌週のニューヨークタイムズの週間ベストセラーマンガ部門(アメリカン・コミックスは含まれない)で第1位になり、最新ランキングまで連続3週1位を維持している。また、同時の発売された北米初リリースの姉妹作『コードネームはセーラーV』もランキングし、第2位→第2位→第3位と好調を続けている。
 この期間、マンガ部門では、『魔法先生ネギま!』、『鋼の錬金術師』、『ポケットモンスター』、『XXXHOLiC』、『ONE PIECE』といった人気作の新刊が発売されている。2冊はこれらの作品を抑えてのランキングである。

 さらに『美少女戦士セーラームーン』は、ニールセン・ブックスキャンの集計する9月のアダルト・グラフィックノベル部門でも1位となった。10月6日に米国のポップカルチャー業界誌ICv2が報じている。
 こちらはニューヨークタイムズとは異なりアメリカン・コミックスも含む総合部門だが、『美少女戦士セーラームーン』第1巻が第1位、『コードネームはセーラーV』が第2位だ。マーベル・コミックスやDCコミックスの新刊を超えたほか、北米で人気の高い『NARUTO』の最新52巻の3位を上回った。

 『美少女戦士セーラームーン』は、武内直子さんが1990年代に執筆した人気少女マンガである。アニメ化や実写化、舞台化もされたほか、関連玩具も人気で一大ブームを巻き起こした。また、アニメ放送などを通じて世界的にも人気が高い。
 北米ではマンガ翻訳出版のTOKYOPOPが1997年から発売し、人気となった。その後の日本マンガブームの火つけ役のひとつともされている。しかし、2000年代半ばには単行本は絶版となっていた。

 新装版は北米での自社出版に乗り出した講談社の目玉タイトルとして企画した。過去の人気作品の翻訳を一新、武内直子さんの協力を得た描き下ろし表紙などで魅力を高めた。そうした戦略があたった。
 『美少女戦士セーラームーン』は、2009年より東映アニメーションがアニメ版の世界的なリバイバルを図っている。テレビ放映やキャラクター商品の発売が世界的に増えている。北米でのアニメ放送は現在行われていないが、マンガの大ヒットは新たな人気の盛り上がりを期待させる。

講談社コミックス(Kodansha Comics:Kodansha USA Publishing)
http://kodanshacomics.com/
ICv2  “’Sailor Moon’ Is #1!”
http://www.icv2.com/articles/news/21189.html