映画博物館実現へ アカデミーとLAカウンティ美術館が覚書

 米国のハリウッドに映画博物館を建設、そんな夢を実現する動きがスタートした。10月4日、米国アカデミー賞の選考で知られる米映画芸術科学アカデミー協会(The Academy of Motion Picture Arts and Sciences)とロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)が、映画専門のミュージアム実現に向けて覚書を交わした。
 覚書は両組織が映画と新しいクリエイションのための総合センター建設実現のため協力をすることを取り決めたものである。博物館の予定地として、現在はLACMAウエストと呼ばれている別館を想定する。今後さらなる詳細を詰め、アカデミー協会は建設実現のための資金集めをする。

 LACMAウエストは、LACMAとウエストハリウッドの中間に位置する。1939年に建築され、かつてはメイカンパニー百貨店として営業していた。歴史的建造物になっている。
 アカデミー協会の計画では、博物館は常設展示室と企画展示室を持ち、さらに来館者がインタラクティブな体験出来る場となる。総面積2万8000㎡に及び、計画が実現すればハリウッド地区の新名所となるだろう。 

 アカデミー協会は、現在もビバリーヒルズの協会本部に複数のギャラリーを持つ。これまでもここを会場に映画に関する企画展を開催してきた。2009年には日本のアニメにフォーカスした「アニメ!ハイ・アート-ポップカルチャー」展も開催されている。しかし、展示面積に限りがあり、企画展の数は年7つのみにとどまっている。
 一方、LACMAは、カリフォルニアを代表する総合美術館である。世界の美術を広く取り上げ、常設展示のほか大小の様々な企画展を開催する。そのプログラムは幅広く、現在は、ティム・バートン展を開催している。
 
米映画芸術科学アカデミー協会(The Academy of Motion Picture Arts and Sciences)
http://www.oscars.org/
ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)
http://www.lacma.org/