文化庁国際共同製作支援作品に「グスコープドリの伝記」「BLOOD-C」

 文化庁は9月30日に、平成23年度「国際共同製作映画支援事業」における製作支援5作品を発表した。作品は実写劇場映画3作品、アニメ映画2作品である。
 アニメ映画は手塚プロダクション製作の『グスコープドリの伝記』、プロダクション I.Gの『BLOOD-C 劇場版』である。いずれも総製作費のうち5000万円の補助金を文化庁から受ける。応募申請は11件、アニメーション映画は3件の申請があった。外部有識者による協力会議の審査を経て文化庁長官が支援作品を決定した。

 国際共同製作映画支援事業は、本年度からスタートした新たな文化振興政策である。国際文化交流を推進し、国内の映画振興につながる国際共同製作の支援を目的としている。
 対象となる作品は上映時間1時間以上、経費1億円以上の劇場映画、アニメーション映画が対象となる。支援対象作品になると経費の1/5以内で上限5000万円までの補助金を受け取る。作品は2ヶ国以上で共同製作される必要があり、ユニジャパンが国際共同製作かどうかについて認定する。
 また、作品は平成23年度内(24年3月末)に完成する必要がある。劇場アニメーションは、製作期間が実写映画よりも長くなることが多い。アニメーション映画の申請が3件にとどまったのはこうした影響もありそうだ。

 『グスコープドリの伝記』は、作家 宮沢賢治の児童文学を原作にしている。映画化企画は2008年にグループタックが制作として発表されていた。今回、手塚プロダクションが製作会社となり、この企画を引き継いだようだ。
 制作スタッフは明らかにされていないが、同じ宮沢賢治の小説を原作に『銀河鉄道の夜』をアニメ化し、『あらしのよるに』などの代表作がある杉井ギザブローさんが監督とみられる。
 一方、『BLOOD-C 劇場版』は、7月から9月までテレビ放映されたテレビアニメシリーズ『BLOOD-C』の劇場版である。プロダクション I.Gと人気クリエイティブユニットCLAMPが原作という話題作だ。2012年6月2日に松竹系で公開が発表されたばかりだ。

文化庁 http://www.bunka.go.jp/
ユニジャパン http://unijapan.org/

平成23年度「国際共同製作映画支援事業 採択作品
 
[劇映画]
  天上の風  (シー・エム・シー)
  Legend of the T-Dog   (四面楚歌)
  The End   (ユーロスペース)
[アニメーション映画]
  グスコープドリの伝記   (手塚プロダクション)
  BLOOD-C劇場版   (プロダクション・アイジー)