日本エンター 中・インドで電子書籍拡大 現地企業と提携

 モバイルコンテンツ事業の日本エンタープライズは、中国とインドで現地企業との提携を通じた電子書籍事業を拡大する。拡大を続ける電子書籍市場、急成長する中国・インド経済、そして両国のモバイル市場を結びつける。

 まず、中国では日本エンタープライズの100%出資の現地法人因特瑞思(北京)信息科技有限公司、北京業主行網絡科技有限公司が現地のインターネット向け出版社 中軽(北京)網絡出版有限公司と業務提携し、電子コミックス事業を拡大する。
 中軽(北京)網絡出版は、中国国営の大手総合出版社の中国軽工業出版社の子会社である。両社のグループ力をビジネスに活かす。
 具体的な取り組みでは、マンガのライセンス獲得とその管理を得意とする中国軽工業出版社グループがコンテンツの調達と管理を行う。因特瑞思(北京)信息科技はマンガ電子化を担当、北京業主行網絡科技は各プラットフォームへ配信を行う。一連の電子コミック配信の流れを構築する。

 中国の契約携帯電話数は現在9億台を越え、現在もさらに成長を続けている。さらに今後はよりリッチなコンテンツを送り出せる3Gの普及が見込まれている。
 日本エンタープライズは3G普及を見据えて、中国でのコア事業として昨年より電子コミックに取り組んでいる。現在は約250タイトルのマンガを取り扱う。2010年12月には、携帯向け電子コミックストア「漫魚」をオープン、さらチャイナテレコムの天翼空間、レノボの聯想応用商店(Le Store)などのプラットフォームにも配信を拡大した。今回の業務提携で事業の拡大を目指す。

 一方、インドでは雑誌の電子書籍化に取り組む。現地の人気雑誌をスマートフォンやタブレットに向けに電子書籍化し配信する。
 こちらは日本エンタープライズのインド子会社NE Mobile Services (India) Pvt. Ltd.とインドの大手出版社MAGNA PUBLISHING CO. LTDが業務提携した。NEモバイルはMAGNAのライフスタイル、ファッション、映画、健康、インテリア、料理などの主力7雑誌の電子書籍を行う。そのうえで独占配信をする。こちらも契約件数8億台、そして3G携帯の普及を見据えたものである。

日本エンタープライズ http://www.nihon-e.co.jp/
MAGNA PUBLISHING CO. LTD   http://www.magnamags.com/