東映アニメ MIPCOMから「トリコ」の世界展開目指す

 10月3日から6日まで、フランス・カンヌで国際番組・コンテンツ見本市のMIPCOMが開催される。MIPCOMはこの分野で世界有数の見本市で、期間中には世界約100ヶ国から1700の出展者、4200人のバイヤー、12000人以上の参加者が訪れる。また、MIPCOMは子どもとヤングアダルトのために特化したマーケットMIP Juniorを設けていることもあり日本のアニメ関連の参加者も少なくない。

 そのなかで日本アニメ企業の老舗である東映アニメーションが、今年のMIPCOMをスタートにテレビアニメシリーズ『トリコ』の海外展開を本格化することが明らかになった。
『トリコ』は島袋光年さんのマンガを原作を、東映アニメーションが映像化した。今年の春から毎週日曜日朝にフジテレビ系で放映されている。未開の美味溢れる「グルメ時代」を舞台に、あらゆる能力を兼ね備えた「美食屋」トリコが、入手困難な食材を目指す旅をする。グルメとアクションのエンタテイメント作品である。
 作品は今年春から北米でインターネットの動画配信を行っているが、テレビ放送や映像パッケージの展開は始まっていない。放送開始以来、国内で人気が高いことから海外でも積極的なセールスを目指すようだ。MIPCOM期間中に、世界展開の打ち上げイベントも開催する。
 また、9月8日には、原作マンガがフランスのKAZEから刊行を開始している。ヨーロッパでのアニメとマンガの連動が目指されることになる。

 MIPCOMの公式サイトによれば、今年は日本からは76企業・団体が参加する。このうちおよそ30余りがスタンドと呼ばれるブースを設ける。ブース出展は読売テレビ、テレビ朝日、テレビ東京、TBS、フジテレビ、NHKなどの放送局、東映や角川書店、ショウゲートなどの映画会社、さらには電通やソニー、講談社、小学館集英社プロダクション、円谷プロダクションなど幅広い企業からとなる。
 アニメ関連では東映アニメーションのほか、トムス・エンタテインメント、ぴえろ、NAS、手塚プロダクション、日本アニメーションの名前がある。また、参加企業のなかにはAIC、アニプレックスなどもあり、日本企業のなかでは存在感のあるジャンルとなる。

東映アニメーション http://www.toei-anim.co.jp/
MIPCOM  http://www.mipworld.com/en/mipcom/