中国国営CCTVで 「ルパン三世」TVスペシャル放映へ

 トムス・エンタテインメントは、同社が製作を手がけたテレビスペシャルアニメ『ルパン三世 アルカトラズコネクション』が中国の国営放送CCTV(中国中央電視台)で放映されることを明らかにした。9月24日9時35分(現地時間)より、CCTV6での放映となる。
 CCTVは放送する内容に応じて国内外に向けて約20チャンネルを運営するが、CCTV6は映画専門チャンネルとして中国全土をカバーする。8億人の視聴者を持つ同国有数のチャンネルである。

 『ルパン三世 アルカトラズコネクション』は、モンキー・パンチさん原作の人気アニメシリーズだ。シリーズは1989年から、毎年、日本テレビの映画放送枠で放映される長編スペシャル番組として放映されている。本作はその13作目2001年8月にテレビ放映された。
 米国・西海岸サンフランシスコを舞台に、海の底に眠る財宝を巡って物語は展開する。お馴染みのルパン三世や銭形警部、峰不二子らが活躍する。

 一般に、中国での日本アニメのテレビ放送は、審査基準の厳しさから現在は極めて難しいとされている。今回の放映はCCTVが通常の広電総局の認可とは異なる独自の審査システムを利用しているため実現した。
 トムス・エンタテインメントは、継続的な営業努力が、放映につながったとする。同社は今後も『ルパン三世』をはじめとするアニメの中国での普及・浸透にさらに力を入れていく方針だ。

 一方、CCTV6では、今年になり7月にアニメ『NARUTO』の劇場シリーズ3本、8月には劇場版『ワンピース』も放映されている。3ヶ月連続で日本の人気アニメがラインナップされたことになる。
 放送局はCCTVに限定されるが、日本アニメに対する厳しい制限に変化が起きている可能性もある。2011年には日中間の映像コンテツの交流目指した「映画、テレビ週間」と「アニメ・フェスティバル」が実施されている。そうしたなかで中国の輸入障壁に対する日本側の要望も出されており、アニメを取巻く環境も変化しているからだ。