NYコミコンがビジネス目指す MIPと連携 リード主催で

 10月13日からスタートする全米第2位のポップカルチャーイベントであるニューヨーク・コミコン(New York Comic Con)がビジネスイベントへの拡大を目指す。9月15日にニューヨーク・コミコンの主催者であるリード・エグジビジョンのReedPOPは、「WHITE SPACE」と名づけられたビジネスコンファレンスを10月13日にNYコミコンの会場となるジャビットセンターで開催する。
 2011年の参加者は完全招待制として、テレビ、映画、コミックス、ゲーム、テクノロジー、広告の分野の専門家100人が参加するとしている。産業界のリーダーによるトークやレセプションを予定する。

 さらに2012年、WHITE SPACEはより拡大する予定である。2011年はそのプレイベントの位置づけにあるようだ。
 また、イベントは世界有数の国際番組見本市MIPTV、さらにポップカルチャーメディアのGeekChicDaily、Nerdist Industriesとも連携する予定だ。2012年以降は、ファン向けのNYコミコンの同時開催するビジネスイベントとしての定着を目指すことになる。

 NYコミコンは2006年に、国際見本市の運営企業リード・エグジビジョンがスタートした。ポップカルチャー関連イベントの急成長の波に乗りその規模を年々拡大し、2010年は9万6000人の来場者を集めている。現在は、シカゴで開催するC2E2、スターウォーズセレブレーション、シンガポールのSTGCCなども含めて、同社のポップカルチャー部門ReedPOPが運営する。
 大きな成功を収めているReedPOPだが、本来リード・エグジビジョンが得意とするのは国際見本市である。今回は同じリード・エグジビジョンのReed MIDEMがフランス・カンヌで運営するMIPTVと連携することで新たなビジネスの開発を目指すことになりそうだ。
 もともと米国にはフィルム見本市や玩具ショー、ブックショー、ライセンスショーなどはある。また同時に、ファン向けの大型イベントはサンディエゴ・コミコンを含めて多数ある。しかし、ポップカルチャーを包括する大型ビジネスイベントは存在しない。リード・エグジビジョンは、そのビジネスの空白を捉えたかたちだ。
 2012年の開催形式がどのようなかたちになるかは今後の発表を待つことになる。しかし、NYコミコンは2010年より日本アニメ・マンガに特化したニューヨークアニメフェスティバルを同時開催イベントに取り込んでいる。日本からのゲスト、日本アニメ・マンガ関係の参加者も多い。ReedPOPの新たな挑戦は、日本からも気になるものだ。

ReedPOP  http://www.reedpop.com/en/