「電子貸本Renta!」日本語マンガを海外配信スタート

 電子書籍のオンライサービスを展開するパピレスは、国内で展開する書籍・マンガの期限付きストリーミングサービス「電子貸本Renta!」の海外展開をスタートさせた。9月1日より直営英語版サイトを立ち上げ、海外でも日本同様のサービスを提供する。
 サイトスタート時には、海外で人気の高いマンガを約4000冊揃えた。今後も毎月、タイトルを増やして行く予定だ。また、これらの作品は翻訳マンガでなく、日本語のままユーザーに提供する。日本で読まれている作品が、そのまま海外のファンに届けられる。 

 昨今は国内では数多くの電子書籍のプラットフォームが登場している。そのなかでも「Renta!」のサービスは、特にユニークである。
 ユーザーは購入した作品を時間制限つきで閲覧することが可能となっている。閲覧期限と価格は、例えば48時間100円からと設定されている。時間制限がある代わりに、他のサービスより廉価で電子書籍を楽しめるのが魅力だ。
 パピレスがこのサービスを「電子貸本」と名を打つのは、こうしたあたかもインターネット上の貸本のような特徴のためである。手軽に沢山の書籍・マンガを読みたいとのニーズに応えたものだ。さらに「電子貸本Renta!」はPC向けのほか、iPhone・iPadのiOS、Androidスマートフォン、タブレット端末など様々なデバイスに対応している。

 海外向けのサービスでも、当初はPCのみでスタートするが、iOS、Androidのデバイスでも順次提供を拡大するとしている。また、価格は日本と同様48時間100円からで、決済にはクレジットカードのほか北米などで広く利用される少額決済システムのPayPalも採用した。
 ただし、サービスは開始したばかりだが、今後の展開はやや不透明だ。スタート時の作品は4000冊と多いが、日本語のままの作品提供はユーザーをかなり限定してしまう。利用者は在外日本人や各国の日本語の出来るマンガファンが中心となりそうだ。
 パピレスは今後、ユーザーニーズに応じて、翻訳コンテンツの投入も検討するとしている。同社の台湾や中国の電子書籍プラットフォームへのオリジナルマンガの提供をと合わせ、海外向け事業展開のひとつとして展開する。

パピレス http://www.papy.co.jp/
電子貸本Renta!(英語) http://renta.papy.co.jp/renta/?rbc=1002