文化庁メディア芸術祭 ドルトムント展 9月10日から開催

 9月10日から10月2日まで、ドイツ・ドルトムント市にて、今年の文化庁メディア芸術祭の海外展が開催される。文化庁メディア芸術祭は、国内では毎年冬の文化庁メディア芸術祭大賞発表やその受賞作品展がよく知られている。
 一方で、近年は、その受賞作品を国外で広く紹介する海外展にも力を入れる。これまでに上海、シンガポール、ウィーン、イスンタンブールで行われてきたが、今年はメディアアートも盛んなドイツからドルトムント市が選ばれた。およそ1ヶ月にわたり、アート、エンタテイメント、アニメーション、マンガの4分野から日本を代表する作品を展示、上映する。また、日本からアーティストが現地に赴き、ライブイベント、トーク、ワークショップなども実施する。

 アニメーション部門では、『四畳半神話大系』や『サマーウオーズ』、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大作戦』などの大賞受賞作品が上映される。このほか『崖の上のポニョ』や『エヴァンゲリオン新劇場版』、『涼宮ハルヒの消失』など現在の日本アニメを代表する作品も並んだ。短編アニメーションでも石田祐康さん、大川原亮さん、真島理一郎さん、山村浩二さんといった多彩な作家の作品が紹介される。
 さらに、『四畳半神話大系』、『マインド・ゲーム』と2度にわたりアニメーション部門大賞を受賞した湯浅政明監督が1時間半にわたり、作品とクリエイティブについて語るシンポジウムを行う。

 ライブイベントでは、これ以外にも注目されるものが多い。開催前日の9月9日には、文化複合施設ドルトムントUにて、ももいろクローバーZと初音ミクのコラボレーションするコンサートなどのオープニングイベントが開催される。
 また、翌日10日にはトークと音楽、DJで人気のライブストリーミングイベント「DOMMUNE」をドルトムントから届ける。これらのイベントの一部はニコニコ生放送を通じて、日本にもライブで届けられる予定だ。
 文化庁メディア芸術祭はメディアを切り口に、多彩なカルチャーをクロスオーバーさせる世界的に見ても特異な存在だ。ドイツの地でそれがどの様に受け入れられるのかも興味深いところだ。

文化庁メディア芸術祭 ドルトムント展
http://dortmund.bunka-jmaf.jp/
期間: 2011年9月10日(土)〜10月2日(日)
プレオープンイベント: 9月9日(金)20:00〜23:00
入場料: 5ユーロ
会場: ドルトムント U(ドイツ連邦共和国 ドルトムント市)
主催: 文化庁、HMKV in Dormund U
運営: NHKインターナショナル
後援: 在デュッセルドルフ日本国総領事館
協力: ケルン日本文化会館、東京ドイツ文化センター

[アニメーション・出展作品]
『サマーウォーズ』、『時をかける少女』、『マインド・ゲーム』、『四畳半神話大系』、『カイバ』、『ほしのこえ』、『電脳コイル』、『REDLINE』、『エヴァンゲリオン新劇場版:序』、『エヴァンゲリオン新劇場版:破』、『攻殻機動隊』、『イノセンス』、『涼宮ハルヒの消失』、『崖の上のポニョ』、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大作戦』

[マンガ・出展作品]
山本直樹『レッド』、よしながふみ『大奥』、あずまきよひこ『よつばと!』、山田芳裕『へうげもの』、井上雄彦『バガボンド』、岩明均『ヒストリエ』

[ショートフィルムプログラム]
石田祐康『フミコの告白』、大川原亮『アニマルダンス』、岡本憲昭『ALGOL』、川村真司/ナカムラマギコ/中村将良/Hal KIRKLAND『日々の音色』、坂元友介『川旅行』、関和亮『アルクアラウンド/サカナクション』、高橋信雄『ムサシノ プラトー』、真島理一郎『スキージャンプ・ペア』、水口哲也/玉井健二(Genki Rockets)『make.believe/元気ロケッツ』、YKBX『夏を待っていました/amazarashi』、竹内泰人『魚に似た唄』、伊藤直樹/Frank HAHN『Nike Music Shoe』、山村浩二『こどもの形而上学』