ブロッコリー 決算と社長交代を発表

 キャラクター商品の企画・販売を行うブロッコリーの2005年2月期決算が発表されている。連結の売上高は85億3300万円と前期比2.1%と増加に転じたものの、営業利益は3億6300万円の赤字、経常利益は39億2000万円の赤字、当期純利益は4億7800万円の赤字と赤字決算から抜け出せなかった。しかし、赤字幅は前期比で13億8100万円の改善となった。
 国内店舗販売はDVDの売上げが前年同期比84%と低迷したもののコミックスを中心に健闘し、前年割れからの脱却に成功した。また、コンテンツ製品の卸売、通信販売は全体で前年比101%であった。
 今期以降は、エンターテイメント業界、小売業界を取り巻く環境は依然厳しいとする。また、オンラインゲームなどの新分野に過度な成長期待をしないと慎重な見通しを示している。そのうえで、原価削減と販売管理費の圧縮による黒字化を目指す。
 
 決算発表と同時にブロッコリーは社長、会長を含む取締役人事を発表している。現在、代表取締役社長の木谷高明氏に代わり、5月26日付で現常務取締役の吉田眞市氏が代表取締役社長に昇格することを発表した。吉田眞市氏は慶応義塾大学卒業後、伊藤忠商事に入社、平成15年にブロッコリーに入社し、現在は常務取締役のほか企画部長と海外営業部長を兼任している。
 また、現社長の木谷高明氏は代表取締役会長兼最高開発責任者となり、コンテンツ開発機能の強化を行う。木谷氏はブロッコリーの創業社長として平成6年のブロッコリー創業以来の経営を支えてきた。さらに、新たな取締役として親会社であるタカラの佐藤慶太会長を迎える人事も公表されている。