デジタルと書籍の同時展開 角川がKCG文庫創刊

 角川グループでデジタル分野の事業開発を進める角川コンテンツゲートは、本年10月から新たなオリジナル小説レーベル「KCG文庫」を立ち上げる。KCG文庫は、中高生に向けたオリジナル小説と位置付けられる。
 レーベルは等身大の主人公の頑張る姿を描いた作品をテーマに、読者の共感を呼ぶ作品で構成する。角川コンテンツゲートによれば、児童書を卒業した中高生が初めて読む本格小説を目指す。

 KCG文庫の特徴のひとつになるのは、電子書籍と紙による出版、リアルな書籍を同時刊行することだ。第1弾が10月27日に角川グループのコンテンツプラットフォームであるBOOK☆WALKERで配信を開始、10月29日にエンターブレインより書籍で発売、さらに11月1日からは携帯サイト「ちょく読み」で販売がスタートする。いずれも以降、毎月末に刊行する。
 角川コンテンツゲートはデジタルコンテンツ事業が中心にしている。しかし、KCG文庫では電子書籍閲覧環境の整っていない中高生でも楽しめるように、電子出版のほか書店で購入できるリアル書籍を用意する。様々なメディアで読者にリーチする。

 第1弾は、「ソロモンの詩篇 魔法学院と悪魔の寝室」(著者:HALO、イラスト:甘塩コメコ)、「ラーナ神剣伝 放浪剣士と紅の弟子」(著者:睦月貴、イラスト:ネム)、「シュバルツ・ロワ 漆黒の王」(著者:哀楽 イラスト:一色タイトル)、「放課後のゴミヒーロー」(著者:茜さらさ、イラスト:りんなぎ)「バイト先は「悪の組織」!?」(著者:ケルビム、イラスト:夢子)の5作品となる。
 作品は角川コンテンツゲートがE★エブリスタと開催したE★エブリスタ×角川コンテンツゲートヒーロー小説大賞の受賞作が中心となっている。若い世代に向けた若い才能の活躍の場を提供する役割も持っているようだ。

 角川コンテンツゲートは、女性向けの電子マンガレーベル「PRIMERO」をスタートしたばかりだ。マンガ、小説に分野で積極的にコンテンツを開発する。マンガ、ライトノベルなどグループ会社の人気コンテンツが並ぶBOOK☆WALKERだが、オリジナルコンテンツでさらにラインナップを充実させる。

KCG文庫 公式サイト(9月中旬公開予定)
http://www.kadokawa-cgate.co.jp/con/bunko/