ガンホー上場は好調な出足

 3月9日にヘラクレス市場に上場したガンホー・オンライン・エンターテイメントの株価は、初日は買い注文が殺到し商いが成立しなかった。9日の取引は、公募価格の120万円の2.3倍の水準の282万円の買い気配で2578株の買い残しとなった。
 ガンホーはオンラインゲームの運営会社で、国内最大のオンラインゲーム『ラグナロクオンライン』などの運営を手掛ける。2004年12月期の売上高は42億円、経常利益は5億円を見込んでいる。

 今回の上場にあたり募集・売り出しで売却されたガンホー株式数は1000株のみで、今回の新株発行分を含めても発行済み株式数16340株に対して極めて流動性が低くなっている。それに加えて、投資家が海外を中心に急成長するオンラインゲーム市場の将来に注目した結果、買い気配価格が急上昇していると考えられる。
 10日の午前中は1株420万円で寄り付いたあと再び買い気配を切り上げている。この寄り付き価格をもとに時価総額を計算するとガンホーの時価総額で約680億円になる。これは、ガンホーより規模の大きな韓国のオンラインゲーム専業会社の幾つか時価総額を超え、売上高で倍以上の韓国最大のオンライゲーム会社NCソフトに匹敵する規模である。
 また、国内のゲーム会社では、スクウェア・エニックスの時価総額が3200億円あまり、コナミが約3150億円、コーエーが約1340億円である。また、9日にはガンホーとオンラインゲームの共同開発を発表しているブロッコリーの株価も大幅に上昇している。