セガトイズ第1四半期 2期連続赤字に 海外比率7割に拡大

 セガサミーグループの玩具会社セガトイズは、7月28日に平成22年第1四半期決算を発表した。連結売上高は海外市場で好調な『爆丸』に支えられ、前年同期比で16.1%増となった。
 一方で、前年よりもやや改善したものの営業利益、経常利益、四半期純利益はいずれもマイナスであった。それぞれ3億3500万円、3億4500万円、3億8100万円の赤字である。

 セガトイズは国内市場について、テレビアニメが始まった『ジュエルペット』の展開が本格化したことと「ホームスター」シリーズが好調であることを挙げた。しかし、ラジオコントロールトイの売上げが前年を大幅に下回り、第1四半期連結の売上高は前年同期を下回ったと説明する。
 一方で、海外の売上げは引き続き拡大している。アジア地域の売上げは前年の3億円から1億9700万円に減少したものの、北米地域の売上高は7億8000万円から13億6100万円と74%増と急拡大した。これはセガトイズが北米で大ヒットになっている『爆丸』の玩具のOEM生産を行っているためである。
 また、今期は昨年3200万円に過ぎなかったヨーロッパの売上げが、一気に11倍の3億6500万円になった。これは『爆丸』の展開がヨーロッパでも始まり、同地域にも作品のヒットが波及したためと見られる。

 この結果、セガトイズの平成22年3月期第1四半期決算の売上高に占める海外売上高比率は、前年の44.3%から69%に急上昇した。
 しかし、OEM供給などの生産は、国内の玩具に較べて利益率が低いとみられる。これが、売上高の増加にも関わらず、引き続き赤字決算となった理由のひとつとみられる。
 『爆丸』は既に米国でテレビアニメシリーズの第2シーズンの放映を開始、第3シーズンも視野に入れている。さらに作品の展開地域の拡大もあり、その勢いはしばらく続きそうだ。それでも業績の本格的な反転のためには、利益率の高い国内市場での業績回復が必須である。今後の同社の業績は、国内で新たなヒット商品が生み出せるかにかかっている。

セガトイズ http://www.segatoys.co.jp/