ピクサー 2013年、14年の新作製作発表 

 ウォルト・ディズニーは、8月19日から21日まで米国アナハイム市で開催されている「D23」にてピクサースタジオの新作アニメーション製作を発表した。今回明らかにされたのは2作品、2013年末と2014年夏にそれぞれ劇場公開される。
 いずれもタイトルは未定だが、2013年公開作品はボブ・パターソンが監督を務める。恐竜をテーマにしたファンタジーとなる。もう一方は、『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドク監督作品。こちらは人の心の中について描かれるとする。

 D23は2009年にスタートしたウォルト・ディズニーグループの大型ファンイベントである。映画、アニメーション、テレビドラマなどグループのエンタテインメントが一堂に介する。話題のスターやキャラクターも登場し、ファンから人気を集める。
 今年はグループのピクサースタジオ25周年が目玉イベントとなった。新作製作発表は、来年以降公開予定作品の新作映像の紹介と伴に行われた。

 ピクサースタジオは数々の大ヒット作を生み出し、世界で最も注目されるアニメーションスタジオである。今回の発表でこれまで明らかにされているタイトルと合わせ、同スタジオの2014年夏までのラインナップが出揃った。
 2012年夏がスコットランドを舞台に妖精が登場する『Brave』、2013年夏の『Monsters University』は2001年に世界的ヒットとなった『モンスターズ・インク』の続編である。

 また発表で注目されるのは、2013年に『Monsters University』とボブ・パターソン監督の新作の2本が公開されることだ。25年のピクサーの歴史でも、長編アニメーションの年2本公開は初になる。ピクサーは2006年の『カーズ』までは、1年から3年に1作品と比較的緩やかな製作ペースだった。しかし、2006年以降は毎年1作にペースアップ、このペースがさらに加速することになる。ディズニーのピクサーブランドをフルに活用したいとの思惑も窺われる。
 一方で、ライバルのドリームワークス・アニメーションも近年は長編アニメーション制作本数を増やしている。さらに他社スタジオの製作本数も増加傾向、パラマウントは新たにアニメーションスタジオ立ち上げる。今後数年で米国ハリウッドには長編アニメーションが溢れ、観客獲得競争が激化しそうだ。
 
D23 公式サイト http://d23.disney.go.com/
PIXAR公式サイト(日本語) http://www.pixar.com/jp/