中小企業庁がアニメ・映画ファンドを新設

 アニメを中心に様々なコンテンツファイナンスを手掛けているジャパン・コンテンツ・ファンドは23日に、経済産業省中小企業庁系の独立行政法人中小企業基盤整備機構と共同で、新たにコンテンツ制作プロジェクトに投資するファンドを組成すると発表した。このファンドの正式名称は『TMF 投資事業有限責任組合 中小企業コンテンツ制作支援ファンド』といい、中小機構が中小企業への資金調達と経営支援を目的に行う『がんばれ中小企業ファンド』のひとつである。
 ファンドの規模は、中小機構とジャパン・デジタル・コンテンツが5億円ずつを出資し総額10億円規模になる。ファンドの投資期間は7年を予定しており、本年3月より投資対象のプロジェクトの募集を開始する。

 今回のファンドは、高い技術や才能を持ちながら資金調達手段の不足から十分な制作費を得ることの出来ない中小コンテンツ事業者の事業活性化を目的に企画されている。このため、ファンドは資金の提供のほか、業務提携先や作品の販売先の紹介、宣伝プロモーション計画の提案などのサポートを行う。
 1件あたりの平均投資額は2000万円から4000万円で、合計で30件から40件に投資する予定である。対象となる事業者は、アニメだけに留まらない幅広いデジタルコンテンツとし、ゲーム、書籍、音楽、ビジネスソフトなどを含んでいる。

 また、中小機構はこれ以外に映画ファンドの運営とファンド育成を手掛けるプロデューサーズアカデミアとも別のファンドを組成する予定である。こちらは『インディペンデントフィルムファンド』と命名され主に映画制作会社に投資される。こちらのファンドの総額は20億円で、やはり中小機構とプロデューサーズアカデミアが出資金を折半する形となる。