コーエー 仏とシンガポールに子会社設立

 ゲームソフト会社のコーエーは、フランスに営業子会社、シンガポールに開発子会社を設立したと発表した。フランスには本年1月1日付でKOEI France SASが設立され、資本金は50万ユーロであった。顧客ニーズ・市場情報の蓄積を目的とし、年間4.6億円の販売を目指す。フランスは、ヨーロッパではイギリスに次ぐゲーム市場である。
 今回の新会社設立は、昨年8月のイギリス現地法人KOEI LIMITEDに次ぐ、ヨーロッパ地域における市場展開の一環である。コーエーの2005年3月期の海外売上高比率は、ヨーロッパ5.2%、アジア3.2%、北米12.7%になっている。

 また、シンガポールでは2004年8月にゲーム開発を行う海外現地法人KOEI ENTERTAINMENT SINGAPORE PTE. LTD.を資本金300万シンガポールドルで設立し、国際的なゲーム開発を進めている。こちらは、販売拠点ではなく、ゲーム開発を主要業務とするスタジオである。国際色豊かなシンガポールの特色が、英語、中国を初めとする国際的なゲーム開発に向いているとしている。
 この現地法人は、シンガポール経済開発庁のメディア&デジタルエンターテインメント産業の育成振興政策に基づいた2002年4月よりゲームソフト開発研修生の育成プログラムの延長線上にある。現地法人は、日本に留まらず世界から優れた才能を採用する目的もある。2005年には100名以上の海外スタッフを採用し、海外におけるコーエーグループ最大の開発スタジオとなる。これは、2007年に日本、シンガポール、中国、韓国、台湾で予定しているオンゲーム『三國志Online (仮称)』の開発を初めとすコーエーのアジア市場攻略のための色合いが濃い。