GDHが株式分割を発表

 アニメ制作会社GONZOを抱えるGDHが2004年4-12月の決算を発表した。また、これに合わせて、株式の2分割を発表した。
 新興アニメ製作会社の初の株式上場として注目されたGDHだけに、その決算も注目されていたが、今回発表された決算からは上場後の業績も非常に好調であることが読み取れる。
 2004年の4-12月期の連結売上高(以降全て連結の数字)は41億3600万円、営業利益は2億6300万円、経常利益は2億4000万円になる。また、本年3月末までの通期の業績見通しは、売上高68億1300万円(前期比54.2%)、経常利益4億4900万円(同57.0%増)と大幅成長を見込んでいる。これは、GDHの手掛けるアニメ制作作品の本数の拡大によるところが大きいと考えられる。
 事業別では、アニメーション制作事業が22億1500万絵円と全体の53.6%を占める一方で、アニメ作品の版権から収入を主体とするライツ事業も17億9000万円と43.3%を占めている。これは、ライツ事業を重視するGDHの方針を反映していると同時に、経営の安定性に貢献するであろう。
 制作事業の主な作品は、『SAMURAI7』、『GANTZ』、『爆裂天使』、『巌窟王』、『砂ぼうず』、『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』であった。また、ライツ事業では『SAMURAI7』、『LAST EXILE』、『GANTZ』、『爆裂天使』、『カレイドスター』、『戦闘妖精雪風』が国内外で好調であったとしている。さらに、ビデオグラムでは、『PEACE MAKER テ鐵』、『カレイドスター』、『SAMURAI7』、『爆裂天使』が貢献した。
 売上高に占める海外売上高比率は北米が8.2%、ヨーロッパ1.7%、アジア・オセアニアが0.7%で3-12月の合算は約4億4000万円である。これは、昨年度の北米14.3%、ヨーロッパ3.7%、アジア・オセアニア3.8%に較べると低い数字になっている。しかし、この原因は、2004年の売上げの成長と本数の増加した制作作品の販売がまだ海外で本格的にされてないためと考えられる。

 同時に発表された株式分割は、上場以来急激に上昇した株価に対応したためであろう。また、株式の売買単価を引き下げると共に、今後の会社の成長見通しも加味していると考えられる。今回の株式分割は、3月31日付の株主名簿に記載されている株主に対して1株につき2株の割合で分割され、所有株式数は倍になる。