ガンホー ヘラクレス市場上場へ

 オンラインゲームの管理会社として知られるガンホーオンライン・エンターテイメントが、ヘラクレス市場に上場することになった。上場予定日は3月9日である。上場に先立ち新株を300株発行し、売出し株の700株と合わせて1000株が公募される。主幹事証券は、国内企業の上場では珍しく香港上海銀行系のHSBC証券が行なう。
 ガンホーオンラインは国内最大のオンランゲーム『ラグナロックオンライン』を運営しており、筆頭株主のソフトバンクBBが株式の42.98%を握っているソフトバンク系の会社である。また、株主第2位のアジアングルーヴ㈱(持株比率35.02%)と3位のASIAN GROVE HK LIMITED(持株比率10.59%)は、孫正義氏の弟でガンホー会長の孫泰蔵氏が代表取締役を勤めいるガンホーの親会社にあたる。
 ガンホーは1998年に設立され、現在の主要業務であるオンラインゲーム事業を手掛けるようになったのは2002年でわずか2年あまり前、創業からも5年足らずというスピード上場となる。2003年の売上高は約30億7000万円、経常利益は約3億8100万円であった。
 
 ゲーム会社の上場は、国内でも任天堂やスクエア・エニックス、コナミと数多いがガンホーのようにオンラインゲームを主要ビジネスにするゲーム会社の上場はこれまで例がない。韓国では、韓国市場に上場し売上高で100億円を越えるNCソフトや米国NASDAQ市場に上場しているWebzenなどのオンラインゲーム専業企業がある。Webzenの今期の予想売上高は約6400万ドル、営業利益は約3600万ドルである。時価総額は、昨年の暮れで3億ドルを超えている。
 ガンホーの売上高約30億円は日本の他のゲーム企業や韓国のオンラインゲーム企業と比較して決して大きなほうではない。このため、会社の成長性とオンラインゲーム市場の成長性を株式市場がどう評価するかで、ガンホーの株価も決まって来るだろう。逆にいえば、ガンホーの株価はオンラインゲーム市場の将来性に対する市場の評価ともいえるかもしれない。