プロダクションI.Gもパートナー コンテンツ海外展開新会社 

 8月15日、経済産業省と株式会社産業革新機構は、日本のコンテンツの海外展開を目的とした新会社「株式会社All Nippon Entertainment Works」の設立を発表した。新会社は8月14日の日本経済新聞でも報じられている。
新会社には、官民共同出資の投資会社である産業革新機構が60億円全額を出資する。All Nippon Entertainment Worksは、日本のコンテンツを海外展開し、収益獲得を目指す。
 事業内容としては、日本の作品を世界市場向けにリメイクした映画の海外事業が中心となる。ハリウッドなどの米国での映画化、企画開発を米国のプロデューサーと進めるとしている。そのうえで映画のほかテレビ番組、ゲーム、小説、マンガ、玩具、キャラクターなどの周辺事業で幅広い事業開発を目指す。

 事業にあたっては、こうした分野で既に実績のあるコラボレーションパートナー企業と協力する。このパートナーには、現在9社が挙がっており、そのひとつにアニメ製作のプロダクション I.Gも加わっている。
 プロダクション I.Gはこれまでに米国の大手アニメーション専門チャンネル カートゥーンネットワークと協力して、『IGPX』を共同製作した経験がある。また、士郎正宗さんのマンガ『攻殻機動隊』のハリウッド実写化権のエージェントも行っている。さらに米国法人子会社Production I.G.,LLCの会長にはハリウッドの大物プロデューサーであるアヴィ・アラド(Avi Arad)氏が就任する。今後こうした経験やネットワークが活かされることになりそうだ。

 このほかパートナー企業には、より幅広い視聴者づくりを狙った「ノイタミナ」ブランドのアニメを多く製作したアスミック・エース エンタテインメント、さらにベイブレードなどでアニメ・玩具のグローバル展開を進めるタカラトミー、三菱商事の名前も挙がっている。新会社がアニメや玩具による世界展開も視野に入れていることが分かる。
 また、TBSやフジテレビなどの放送会社、東宝東和、日活などの映画会社、さらに電通などもコラボレーションパートナー企業に加わる。経済産業省は、パートナー企業は、今後さらに拡大、充実を図るとしている。

産業革新機構 http://www.incj.co.jp/
経済産業省 http://www.meti.go.jp/