「Proto Anime Cut」と「アニメを文化にしていく潮流」 PART3  世界中で始まったアニメの「文化をめざす潮流」

近年、「アニメのために制作された成果物」を「芸術・文化」の観点で価値を再発見し、体系的にまとめて行く必要性の高まりを感じているし、具体的な動きは国内ですでにいくつも始まっている。

スペイン:美術展「Proto Anime Cut」と「アニメを文化にしていく潮流」 PART 2 総合展示で世界観を訴える

文:氷川竜介(アニメ評論家) ■ 総合展示で世界観を訴える コンセプトとしては、いわゆる「アニメキャラ」がほぼ不在という点を特筆したい。展示物のほとんどがレイアウト・美術設定・背景・コンセプトフォトなど、キャラ以外のものが中心となっていく。

スペイン:美術展「Proto Anime Cut」と「アニメを文化にしていく潮流」 PART 1

文:氷川竜介(アニメ評論家) ■ 美術巡回展「Proto Anime Cut」との関わり 2012年2月、スペインのバルセロナへ出向き、現地で開催された美術巡回展「Proto Anime Cut」に参加と視察をして、日本の「アニメ」という表現様式は、ようやく「文化・芸術」へのステージを確立しつつあるとの想いを強くした。

CEDEC2011レポート アニメとゲームをつなぐ架け橋    ――金田伊功氏の業績を中心に 1

CEDEC2011アニメとゲームをつなぐ架け橋 金田伊功氏の業績を中心に 文:氷川竜介(アニメ評論家)  CEDECは”Computer Entertainment Developers Conference”の略。日本最大のゲーム開発者向けカンファレンスである。この9月初旬にパシフィコ横浜で開催されたCEDEC2011では、2年前に物故した金田伊功氏によるゲームの仕事の紹介を筆頭に、いくつも興味深いアニメ関連の講演が行われた。

CEDEC2011レポート アニメとゲームをつなぐ架け橋 2

レポート アニメとゲームをつなぐ架け橋 2 文:氷川竜介(アニメ評論家)
■ マルチカメラパラメータを用いた映像誇張方法の提案
インタラクティブコーナー(解説者がパネルで随時紹介)で行われていた展示。「金田パース」と呼ばれる手描き独特の誇張された遠近感を3Dモデルで再現するための技法である。

CEDEC2011レポート アニメとゲームをつなぐ架け橋 3

レポート アニメとゲームをつなぐ架け橋 3  文:氷川竜介(アニメ評論家)
■ アニメ効果音の現場とこれからの音響効果(9月6日)
これは作画ではないが「エフェクト」に対する「人の認識」という点では共通性の感じられる良いセミナーだった。

サンライズ 自社作品特化のPC会員サイトスタート

アニメ製作の大手サンライズは、10月1日にサンライズのアニメ作品に特化した会員制PCサイト「サンライズステーション」をスタートした。サンライズ関連の作品サイトは数多いが、このおよそ300にも達する同社の作品を総合的に取り扱うのは「サンライズステーション」が初となる。サイトの特徴は、会員制ファンサイトの中でも有料会員へのサービスを充実