マーベラス アニメ企画・制作の譲渡などで第1Q減収減益

 映像、音楽、ゲームなどのマーベラスエンターテイメントが、8月9日に平成24年3月期第1四半期決算発表を行った。音楽・映像パッケージ、ゲームソフトタイトルの新規タイトルが前年に比べて少なかったこと、アニメ企画・制作子会社アートランドを2010年12月に事業売却したことにより大幅な減収減益となった。
 第1四半期の連結売上高は10億800万円と前年同期比で44.6%減。また、営業利益は2100万円(同90.5%減)、経常利益は1400万円(同92.5%減)、四半期純利益は900万円(同94.9%減)である。

 音楽・映像事業の売上高は5億8100万円(同45.9%減)、営業利益は2億円(同10.7%減)である。アートランドの事業売却のほか、『家庭教師ヒットマンREBORN!』のテレビ放送終了に伴うパッケージ発売タイトル数の減少、「ミュージカル『テニスの王子様』」の関連DVDの商品受注が前年同期を下回ったことが影響している。
 一方で、音楽分野では「プリキュア」シリーズの関連楽曲が好調だった。また、『劇場版 遊☆戯☆王 ~超融合!時空を越えた絆~』のDVDとBlu-ray Discの受注も好調であった。今期は新たに『スイートプリキュア♪』、『俺たちに翼はない』、『星空へ架かる橋』を手がけた。

 ゲームソフト、オンラインゲームが中心となるデジタルコンテンツ事業は、売上高は3億200万円(前年同期比43.1%減)、営業利益は100万円(前年同期比97.4%減)である。こちらも発売タイトル数の減少とそれに伴う販売本数の減少が業績に響いた。『アニマルリゾート 動物園をつくろう!!』、『Fish Eyes 3D』、『HALF-MINUTE HERO -Super Mega Neo Climax-』が新作である。
 さらに舞台公演事業は、「ミュージカル『テニスの王子様』青学vs不動峰」の観客動員数と物販売上高が前年同期と比較して軟調だった。売上高は1億2400万円(前年同期比41.6%減)、営業損失が2700万円である。

 第1四半期は売り上げを大きく落としたマーベラスだが、本年10月1日付けで、AQインタラクティブ、ライブウェアと合併を予定している。このためだ3四半期からは、ゲーム関連事業を中心に売り上げを拡大するとみられる。そうした意味では、今回の四半期決算は、事業再構築の端境期のものと言えるだろう。

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